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元国税職員が語る「ビットコインで得た利益を脱税するとどうなるか?」=大村大次郎

ビットコインは今後発展するのか

ちなみに、ビットコインは今後発展するでしょうか?

私は、しないと思います

仮想通貨というのは、非常に小難しい理屈を用いて、さも非常に信用のある通貨のような喧伝をされています。

が、仮想通貨というのは、「幻想通貨」といえるもので、その通貨の価値には、実体の裏付けがありません。こういうものは、以前から、時々、生じていたのです。

たとえば、記念切手などがブームになり、何百万円の値がつけられたこともあります。この切手ブームも実は、価値の裏付けはほとんどないものです(郵便料金以上の価値の実体はない)。でも、みんなが「これは価値がある」という幻想を抱いたからこそ、そういう高い値がついたわけです。

この切手ブームのような現象は、これまで人類の歴史の中で、幾度も起きているのです。いわゆるコレクター商品などが、いい例です。実用的な価値はないけれど、「価値がある」と認める人が一定数以上いれば、それなりの価値が生じるのです。

ビットコインは、どんなに小難しい理屈を並べ立てても、幻想通貨であることには変わりありません。そして喧伝されているように「他の通貨よりも使いやすい」などということは、決してありません。これだけ価値が上下する通貨が通貨として使いやすいわけはないのです。

今は、世界中の注目が集まっているので、価値は上昇していますが、そのうち、破たんに近い状態が起きるのではないか、と筆者は思っております。

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大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』(2018年1月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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