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没落する米国の中流階級。マクドナルドの低価格戦略で実感した超格差社会

米トイザラスの年末商戦結果は悪く、未来も暗い

2度の破産を経て、会社再建中の米国「Toys R Us’社」。頼みの綱だったクリスマス・シーズンの売上は非常に悪かったようです。

昨年の年末商戦は米国全体では売上増という結果になったが、トイザラス社はまったくの仲間はずれだった。

販売は予想以上に弱く、来店する顧客数も少なく、在庫も減っていない。

競争相手のアマゾン、ターゲット、ウォルマートが値下げをしたので、トイザラスの利益が減ったのだ。

競合相手は玩具を顧客を呼び寄せる目玉商品にして、利幅の多い商品を売って稼ぐのだが、それはトイザラスにはできない戦略だったのだ。

2017年末の年末商戦でのトイザラスの値引き率は、なんと2016年末よりも約10%増やしていたのだが――。

出典:Toys R Us’ poor holiday sales cast doubts on its future – CMBC(2018年1月30日配信)

内部消息筋の話では、破産再建中の同社の業績は無残な結果に終わり、債権者グループと再度の交渉が必要になるとのことである。

今後2週間以内に再建計画の見直しをし、その後、その可否を見極める必要があるとのことだ。

この消息筋によると、夏までには再建を果たすためには、債権者グループおよび玩具メーカーのMattel社、Hasbro社からのさらなる支援が必要だ。

出典:同上

問題は、債権者グループや玩具メーカーにとっては、この再建が成功するという確信が必要なことである。

トイザラスが再建能力を持っていると確信し、過去2回の破産と同じ運命をたどらないと信じられるだけの材料があるかどうかである。

出典:同上

当メルマガでは、既に何回となくトイザラスの苦境を詳しくお伝えしています。重要なポイントは、再建計画の線上よりもずっと低い実績だったことです。それで、再建計画の練り直しが必要となったのです。

支援している債権者グループとの協議が再び必要になりますが、トイザラスは説得できるのか? それが非常に疑問となっているのです。なぜなら、支援している側も大きく損害を受けているのは間違いないからで、「無い袖は振れない」のです。

Next: 支援する玩具メーカー2社の実績は? 最悪共倒れも…

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