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日経平均は4日ぶり反発、終値は310円高。米国株上昇を受け全面高の展開に(2/15)

本日の経済指標等の結果

◎機械受注
17年12月の機械受注統計によりますと、企業の設備投資の先行指標として注目される「船舶・電力を除く民需」の受注額は前月比11.9%減と、予想(2.9%減)以上の落ち込みとなりました。

製造業の受注額は前月比13.3%減で2カ月連続の減少。前月大きく伸びた非製造業は7.3%減と3カ月ぶりに減少に転じています。

併せて発表された18年1~3月の「船舶・電力を除く民需」の受注額見通しは0.6%増加見込みとなっています。

◎ガソリン価格
15日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(1リットル当りの全国平均)は前週比変わらずの144.9円と、2週連続の横ばい。水準としては15年6月22日調査時点(144.9円)以来、約2年8カ月ぶりの高値が続いています。

空売り比率

実際には手元にない株式を他の投資家や証券会社から借りて、市場で売却する取引を「空売り」(カラウリ)と言い、昨日現在で東証上場銘柄の売買代金に占める空売りの比率(空売り比率)は46.5%にまで上昇しました。※本日現在の空売り比率は44.7%。

空売り比率の過去最高値は、英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票を控えて警戒感が高まっていた2016年6月10日に記録した47.0%で、昨日の数値はそれに次ぐ水準です。

空売り比率は30%台で推移しているのが通常ですが、直近の大幅安を受けて上昇傾向にありました。空売り比率が上昇するということは、目先の相場下落を当て込んで下がったところで買い戻して利益を得ようとする短期志向の投資家が活発に動いている証です。

一方で、空売りは近い将来の買い戻しを伴います。空売り比率が過去最高水準にあるということは、それだけ買い戻しのエネルギーが溜まっている状態であると言えます。

空売りで儲からなくなる(相場が底堅くなる)と、相場は売り方の損失確定の買い戻しを伴い「意外高」(予想外の上昇)となるケースもあります。

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ハロー!株式』(2018年2月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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