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ハッカーが遠隔でクルマを操作!クライスラーのリコールで注目されるサイバーセキュリティー関連企業

日本のパートナー企業「アドソル日進」にも注目が集まる

サイバー攻撃という言葉の画一的な定義はありませんが、時代の潮流としてはインターネット等の普及に伴い、インターネットバンキングへの不正アクセス・不正送金事案等のサイバー犯罪が多発。また情報通信技術を用いて政府機関や先端技術を有する企業から機密情報を窃取するサイバーインテリジェンスや政府機関を含む重要インフラ事業者等の基幹システムを機能不全に陥れ、社会の機能を麻痺させてしまうサイバーテロが世界的な規模で頻発しているということを知る必要があります。

これに対抗する有効な手立てとして開発されたのが米国のシリコンバレーを拠点としてセキュリティ分野のリーディング企業、Lynx Software Technologies(以下LST)社のLynxSecure(リンクス セキュア)で、先週末にそのセミナーが日本でのパートナー企業となったアドソル日進(JASDAQ上場企業・コード3837)主催で開催されたとのことです。

LST社は高パフォーマンス、信頼性、安全性とセキュリティが求められる市場(航空・宇宙・防衛)におけるリーディング企業としてオープンスタンダードな組込みソフトウェア製品を提供している企業。

アドソル日進の社会インフラシステムの開発力とLST社の技術が一体となり、日本での各導入企業における活用事例を集めていくことで更に強固なセキュリティ体制が構築されていくものと期待されます。
セミナーには日本を代表する大手企業300社の担当者が出席したそうです。

LynxSecureにはエンドポイントセキュリティとGatewayセキュリティの2つの方策があるとのことですが、メモリーの占有率が低く、OSレスシステムに対応できるサイバー攻撃被害を拡大させない機能を有していて今後のIOT時代のサイバーセキュリティ問題を革新的に解決するための有力な対策ソフトになると期待されます。

アドソル日進は年商100億円以下(時価総額も100億円以下)で決して大企業と呼べるほどの事業規模ではありませんが、PMの有資格者102名を有しており、社会インフラシステムの構築では実績豊富で有力な企業となっています。LST社とは20年ものビジネス交流があり、先週のセミナー前日にLST社と新たな事業提携を開始したことを発表しました。
今後、IOT分野でのセキュリティにおいて日本でトップクラスの位置づけとなる可能性を秘めていることから直近の株価上昇が顕著となっています。

システムの中にLST社のLynxSecureという基盤ソフトを組み込み、産業機器メーカーの様々なセキュリティニーズに対応することで今後更に増加が見込まれるサイバー攻撃に対抗しようという考えのようです。

億の近道』(2015年8月11日号)より一部抜粋

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