努力が必要な仕事は天職じゃない。才能をお金に換える２つの秘訣とは＝本田健

どうすれば自分の才能を磨いて、お金を稼げるようになるのでしょうか。ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』著者の本田健さんが、才能をお金に換える秘訣を伝授します。（『本田健がこっそり教える幸せな小金持ちになるための「お金と仕事」の秘密』本田健）

※本記事は有料メルマガ『本田健がこっそり教える幸せな小金持ちになるための「お金と仕事」の秘密』2018年7月2日, 16日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

才能とは、努力せずに相手を喜ばせられること。あなたの才能は？

才能を磨き続ければお金になる

才能らしきものは見つかったけど、この才能をどうお金に換えたらいいですか？という質問をよくいただきます。そこで今回は「才能をお金に換える5つの秘訣」のうち、2つをお伝えしましょう。1つめの秘訣は、「才能をとことん磨く」です。

まずあなたは才能について、どのようなイメージがありますか？

例えば、人前で話す才能や、料理の才能、スポーツの才能、歌の才能などを思い浮かべる人が多いと思います。その人が持って生まれて、努力しなくてもできることが才能です。

絵の才能がある人は、自然と絵が上手に描けます。歌の才能がある人は、上手に歌えます。ただ、それは温泉を掘り当てるようなもので、自然に自分の才能を掘り当てる人もいれば、発掘に長い時間がかかる人もいます。

才能の磨き方～信頼できる師匠を見つけるのが近道

才能の磨き方にはいろいろな方法があります。例えば、学校に行くというのが、一番皆さんが思いつくことではないかと思います。アロマセラピストになりたい、花について学びたい、あるいは美容について学びたいというときには、多くの人が学校に行きます。

別の方法としては、友人に教えてもらうこともあると思います。パソコンだったら、設定の仕方や、プログラムの書き方などです。また、実際に仕事の中で、実践で学ぶ人もいると思います。

さらに、メンターに教えてもらう方法があります。僕はこの方法が、一番近道だと考えています。それは料理の世界でも、教育でも、アートでも何でも同じです。メンターはその分野でいろいろな経験があり、どうやったらうまくいくのかを知っているのです。

そして、皆さんが才能を磨くときに気を付けなければいけないのは、一流、二流、三流、どこを目指すのかだと思います。このどこを目指すのかによって、才能の磨き方も変わってきます。

才能を伸ばす3つのステージ

才能を磨くときには、いろいろな段階があります。

最初に基礎を学ぶ段階があります。例えば料理でいうと、それぞれの素材を選んだり、切ったり、煮たり、焼いたりするところがあります。あるいは、ビジネスマンでしたら、お客さんにどうやってプレゼンテーションをして、どうやって商品やサービスを買ってもらうのか、そしてどうやってチームを作るのか、こうしたことが基礎になってくると思います。

そして基礎を学んだ後に、いよいよ実践編が始まります。料理の世界で例えると、和食でシンプルな物を極める人もいるでしょうし、懐石で手の込んだ物を出すという人もあるでしょう。皆さんが基礎を学んだ後に、どういった方向に行きたいのか、皆さんの将来のブランドを作っていくのです。

そして次のステージには、研究のステージがあります。このステージは、皆さんが基礎をマスターして、実践でいろいろやってみて、皆さんが追いかけたい、そして突き詰めていきたいという世界のことです。

料理でいうと、そば粉だけを使った料理を出す。あるいは、お野菜だけに専念してみる。そうやって、皆さんが、自分が一番ワクワクして好きな素材を追求していく。こういったことによって、皆さんの才能がどんどん磨かれていくわけです。これはある意味で、一生続いていくプロセスでもあります。

皆さんが政治の世界を選んでも、ビジネスの世界を選んでも、アートでも教育でもスポーツでも、作家とか、音楽の世界でも、全く同じことです。どこかで、基礎を学ばなくてはいけないでしょうし、実践で力を付けていかなければいけません。そして、研究を重ねて、世の中に出していくプロセスが必要になるのです。

Next: 仲間の存在がさらに上のステージへ引き上げる／才能で稼ぐには？