いずれ転換点を迎えるとの警戒感が背景にある
今週の土曜日が世界を揺るがした2008年9月のリーマン・ショックから満10年の日となる。
そこで日経ヴェリタス9月2日~8日号の1面の見出しにこうある。「その日が来る前に」、これが大見出し。次は文面にこうある。
「8月下旬、都内にある外資系証券の株式担当者に、米国のヘッジファンドから連絡が入った。しばらくキャッシュ・ポジションを増やすことにしたと。しばらく日本株は買いにくいという含みだ」。中略して、こう続く。「いずれ転換点を迎えるとの警戒感が背景にある」。
次に小見出しだけ挙げる。第1面に「逆回転リスク、くすぶる火種」「強まる警戒、変動に備え」。
次は私見である。危機への備えは平時から心がけるというのは当たり前のことだ。次の危機はいずれ訪れるということも当たり前のことだ。「常在戦場」とは市場行動をする人の日常の心構えであることは言うまでもない。今さら筆者がこんなことを言うことは僭越の極みであろう。
次に同紙の2ページ目の見出し「次の危機、予兆はどこに」とあり、その小見出し「新興国通貨安の連鎖」「民間債務の拡大」「中国の債務」「根強い不透明感」「米利上げで動揺しやすく」「VIX指数の急上昇を警戒」「低金利で運用難、ショック増幅」「ITバブルほうふつ」「ハイテク株に余剰マネー集中」これが2頁・3頁の小見出しである。
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※本記事は有料メルマガ『山崎和邦 週報 「投機の流儀 (罫線・資料付)」*相場を読み解く』2018年9月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『山崎和邦 週報「投機の流儀(罫線・資料付)」』(2018年9月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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