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投資手法に正解はなし。長期、中期、短期で口座を3種類に分けて運用するメリット=山田健彦

中期投資専用口座

この口座では、最大3ヶ月(次の四半期決算発表直前まで)持つイメージで投資しています。

もちろん、業績堅調で含み益がたくさん出ていれば、四半期決算発表を超えて持つこともあります。

逆に市場全体が何らかのショックを受けて暴落するようなことがあれば、損失は覚悟で現金ポジションに戻したりもします。

ここで主に狙うのは、テーマ性を内包した銘柄群です。最近でも、サイバー・セキュリティ関連、自動運転関連、少子高齢化関連、シェアリング・エコノミーなどさまざまなテーマが続々出てきますが、このようなテーマ関連株を中心に投資しています。

筆者流のテーマ株の探し方ですが、最近は「株探」を使っています。以前は四季報オンラインからも検索できたのですが、昨年12月の全面リニューアルでテーマ性からの銘柄検索は出来なくなってしまいました。この四季報オンラインの改悪(?)で、断然「株探」の便利さが浮き上がってきました。

「株探」の画面を下にスクロールしていくと、「人気テーマ(3日間のランキング)」というコラムがあるので、こちらから銘柄を探します。チャートの形をしたアイコンにカーソルを合わせると簡単なチャートがポップアップするので、その銘柄が上昇トレンドか、まだ下降トレンドから脱していないのか、など簡単に分かります。この中から上昇トレンドに転じたか、転じそうな銘柄をピックアップして継続ウォッチして「買い」のタイミングを探していきます。

「株探」の個々の銘柄のニュースでは、アナリストのレーティング一覧も見ることができ、また大株主情報では機関投資家の買い増し、売却情報やその銘柄に投資している投信の情報なども提供されています。

時間との兼ね合いもありますが、継続ウォッチに入れている銘柄でアナリストがカバーしているものは、アナリストレポートにもなるべく目を通します。

これはアナリストの投資判断の根拠を吟味するためではなく、会社の中身を知るために行っていることです。「株探」や「四季報」の銘柄情報のみでは何をやっている会社なのかが、今ひとつ良く分からないからです。

証券会社では口座開設者向けに自社のアナリストがカバーしている銘柄のレポートを公開していますが、「継続ウォッチ」に入れている銘柄のレポートが無いときは東証のホームページ等にもあたっています。

その他にもファンダメンタルは最低限、自己資本比率、予想PER、業績の予想伸び率等はチェックします。

短期投資専門口座

この口座は
せいぜい2週間程度までの投資
をするために利用しています。

主として「株探」の「本日のイチオシ決算」と「本日のサプライズ決算」の中から毎日1つか2つの銘柄を証券会社の「お気に入り銘柄」画面に追加して「継続ウォッチ」し、買いのタイミングを測ります。

「継続ウォッチ」する期間は、1ヶ月としているので、常に20から40銘柄をウォッチしている形になります。1ヶ月前の銘柄は削除してそれ以降見ることはありません。

その他にも細かいところで工夫している事はあるのですが、大体こんな感じです。何らかのご参考になれば幸いです。

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資産1億円への道』(2019年1月17日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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