シンガポール移転報道の大きな意味
これは、いつまでもデフレの経済政策・金融政策が続く日本に対する、強烈な「パンチ」でしょう。
LIXILグループは、トステム・INAX・新日軽・サンウェーブ・東洋エクステリアが集まった会社です。
1923年、潮田竹次郎氏がトステムの前身、妙見屋商店(木製建具)を設立。東京都墨田区(日本建具工業→トーヨーサッシ→トステムへ)。
また1924年に、伊奈長三郎氏がINAXの前身、伊奈製陶株式会社を設立。愛知県常滑市(常滑焼の産地)。1923年は大正12年。1924年は大正13年です。住設備を中心とする会社ですね。
かつてのTOTOとINAXのライバル関係は有名で、トイレがあればどちらかな?と見た時代もありました。実は日本のトイレは高品質で、国際的にも競争力があるのです。外国で日本のトイレより良いのは、見たことがありません。
欧米やアジアをみても、日本のトイレは機能的で、高品質で、優れているのです。
そういう面から考えると、シンガポールに移転すると大きなチャンスがあるかもしれません。
日本は、いつまでも、デフレが続いていますから、実際に、シンガポールに移転すると、日本の経済政策の転換を迫る、大きな「パンチ」となるかも、しれませんね。
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『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』(2019年1月27日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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日本に影響を与えてきた欧米勢の勢力図が変化し、国際情勢も激変の時期を迎えています。トランプ政権の前の欧米勢力は、日本の1990年のバブル崩壊以降、日本の衰退を狙ってきました。超長期の経済サイクルである、コンドラチェフ・サイクルが、戦後最悪の大底でもあったことから、日本経済はデフレに陥り、低迷したままであったのです。ところが、トランプ政権の誕生以降、欧米勢の勢力は変化し、日本の今後も、大きく変わろうとしています。このメルマガでは、有料読者に限定して、ちょっと書きにくい話にも踏み込んで、欧米勢の動きをお伝えします。