1998年以降15勝1敗。「11月の3連休明けは株高」のアノマリー
直近のスケジュールを見てみると…。
前週末:G20首脳会議(トルコ)
16日(月):7~9月期GDP、首都圏マンション販売、米NY連銀景気指数
17日(火):米鉱工業生産、ロス国際自動車ショー(~29日)、消費者物価、独ZEW景況感
18日(水):日銀金融政策決定会合、10月訪日外国人、米住宅着工件数、FOMC議事録、ASEAN首脳会議(~22日マレーシア)
19日(木):黒田日銀総裁会見、10月貿易統計、全産業活動指数、米CB景気先行指数、フィラデルフィア連銀製造業景況感
20日(金):コンビニ売上高
そして11月21日(土)から3連休となるのだが、これに関して面白かったのが大和のレポート、「11月3連休明けは株高のアノマリー」。
2014年11月25日 | 50円高 |
2014年11月4日 | 448円高 |
2013年11月5日 | 23円高 |
2012年11月26日 | 22円高 |
2009年11月24日 | 96円安 |
2008年11月25日 | 413円高 |
2008年11月4日 | 537円高 |
2007年11月26日 | 246円高 |
2006年11月6日 | 14円高 |
2003年11月25日 | 107円高 |
2003年11月4日 | 288円高 |
2002年11月5日 | 251円高 |
2001年11月26日 | 367円高 |
2000年11月6日 | 533円高 |
1998年11月24日 | 384円高 |
1997年11月25日 | 854円安 |
11月の3連休明けの日経平均株価は1998年以降はほとんど上昇。理由はその前年の1997年11月の3連休で金融機関の破たんが相次いだこと。山一、拓銀などの破たんで株価が急落した悲しい記憶が投資家に残っており、連休が無事明ければ安心感が出やすい。
また連休前に制度信用取引の期日が集中しやすく連休明けは需給が軽くなる。理由の是非はともあれ、1998年以降15勝1敗。確かに11月の3連休明けは高い。
『「兜町カタリスト」』(2015年11月13日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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