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主要な半導体メーカーの90%が導入に、電子産業で活用されるブロックチェーンの現状=高島康司

注目されているプロジェクト

これがいま、発展と成長の著しい半導体を中心とした電子産業で展望されているブロックチェーンの適用エリアだ。最近、大手コンサルタント企業の「アクセンチュア」があらゆる産業分野への聞き取り調査を実施したところ、電子産業の花形である半導体の分野が、ブロックチェーンの導入にもっとも積極的であることが分かった。今後、主要な半導体メーカーの90%がブロックチェーンの導入にすでに動いている。そのため、IBMほか大手企業単位のブロックチェーン導入のプロジェクトが目白押しだ。

このように、すでに大手で積極的な導入が進められており、企業ベースですでに稼働しているものも多いので、今回の記事ではこれから成長が期待される電子産業のブロックチェーン導入プロジェクトを紹介する。もちろん、紹介する範囲は半導体には限定されない。電子産業全般のプロジェクトを紹介する。

●12SHIPS

サムスンが開発したマイニング用コンピュータチップのための冷却システム。

いまブロックチェーンのシステムの拡大によってマイニングが独立したビジネスの分野になっている。そしてマイニングに特化したコンピュータ用のチップとしては、「サムスン」が開発した「ASIC」のチップがもっとも一般的に使われている。「ASIC」のチップのハッシュパワーは大きく、高速なマイニングが可能となる。

しかしながら、最高度のパーフォーマンスを得るためには、効率的な冷却システムがどうしても必要になる。冷却効果が高ければ高いほど、「ASIC」のチップから最高のパーフォーマンスを引き出すことができ、高いハッシュパワーが得られる。

「12SHIPS」は「沈殿式冷却システム」という液体を使った独自の冷却方法を開発し、「ASIC」のチップから最大限のパーフォーマンスを引き出す。さらに、冷却に使われた熱水を都市の暖房システムに供給し、無駄なく使用するシステムも開発した。無駄なく安心できるエコシステムである。

紹介ビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=i-gsMnMEEqk

●クリプトクシジェン(Cryptoxygen)

コンピュータメーカーと協力した仮想通貨の取引プラットフォーム。

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●ビットウィングス(BitWings)

仮想通貨のウォーレットをハードウェアに組み込んだスマホ。

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●エミバ(Emiba)

電子産業が必要とする合成素材を生産する特殊技術の会社。

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●レコーズ・キーパー(Records Keeper)

製品のあらゆるデータをブロックチェーン上に記録するプロジェクト。

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Next: ほかの産業のブロックチェーン導入状況とは…

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