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新元号「令和」発表で盛り上がったレイ<4317>など、急騰後の調整は狙い目か?=炎

一度人気化した銘柄は、投資家がまた人気化するのを待っている

短期投資家の多くは、出来高が増えた銘柄につこうとして高値での買いを敢行します。こんな手法を重ねながらも成果を高める結果となればとは思いますが、この場合の売買はなかなか難しいものです。

人気化した短期急騰後の銘柄に、いかに取り組むかは多くの投資家の関心事。

創薬ベンチャーも含めて、個別材料銘柄が人気化したあとの調整場面での対応を間違えないことが成果を高める秘訣かも知れません。

このほか、4月1日にストップ高を演じたのがアクセル<6730>だ。

アクセル<6730> 日足(SBI証券提供)

アクセル<6730> 日足(SBI証券提供)

株価が上場以来、良いとこなしで下落歩調を辿ってきたアクセル株への関心は創薬ベンチャーと似た感覚、つまり研究開発型で業績赤字という点で同類項。

この株も12月25日に404円まで株価下落。今期業績の赤字拡大が背景にはなっているとしても、良好な資産内容と新製品開発の進展などを鑑みると売られ過ぎという感触が強かった。

そうした中、今回ようやくNEDOの公募した「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目〔1〕革新的AIエッジコンピューティング技術の開発」事業に採択されたとの発表が3月29日にあり、その日の終値が552円のストップ高で大量の買いを残して終えたのに続き、4月1日もまた一時ストップ高を演じるなど人気化が見られました。

残念ながらこれもまた、短期急騰後の高値から調整のパターンを描き、本日は535円まで下落。1日の買い物を残した水準を下回ってきた。

すべては結果論の世界だが、短期人気化後の展開は多くは一定水準までの下落トレンドを辿るお決まりのパターン。短期の材料に飛びつき、駄目なら飛び下りるというパターンでは成果を上げにくいというのが筆者の率直な意見。

ただし、こうした変動パターンの銘柄を持った投資家は、こうした変動パターンの後に企業側から発信されるリリースに関心を持ちながら再度の人気化を待っていると考えられる。流動性(出来高)が高水準で維持されたままなら、再度の人気化のタイミングを待つことにしよう。

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image by : StreetVJ / Shutterstock.com

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億の近道』(2019年4月8日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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