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本当に事故なのか?ノートルダム大聖堂の火災とスリランカのテロを繋ぐもの=高島康司

クライストチャーチの報復とテロの連鎖

この同時多発テロは、明らかにカトリックと外国人を標的にしたものだ。

そして、ここでもっとも重要なことは、このテロがブレントンがクライストチャーチのイスラム教礼拝所(モスク)で3月に起こした銃乱射事件への報復だった可能性が高いことである。スリランカ政府はテロを実行した「ナショナル・タウヒード・ジャマア」のメンバーを拘束しており、これは彼らから得られた証言だと見られている。カトリック教会が標的にされたことを見ると、おそらくこれは事実であろう。

さて、このように見るといま我々は、白人至上主義とイスラム原理主義が全面的に衝突する報復の連鎖のなかにいるのに気づく。ブレントンの起こしたモスクの銃撃事件はこの連鎖の重要なスイッチであったろうし、ノートルダム大聖堂の大火災とスリランカの同時多発テロは、報復的な暴力の応酬を加速させるいわば加速器の役割を果たすはずである。

おそらくこのイスラム原理主義と白人至上主義とのテロの連鎖は、ニュージーランドの銃撃の報復がスリランカで実行されるというように、地域を選ばず実行されると見てよい。だが、やはり報復の連鎖が集中するのは、キリスト教文化の核心であると同時にイスラムの勢力が大きいヨーロッパではないだろうか?特にフランスが標的になるのかもしれない。

ということでは、次に起こるのは、ブレントンのような白人至上主義者や、同じ思想をもつ組織によるイスラムへの報復だろう。もちろん、どこで起こるのかは分からない。やはりヨーロッパではないだろうか?

新たな報復テロの連鎖と欧州議会選挙

そして、もっとも重要なのは、このような報復テロが発生しそうなタイミングである。5月23日から5月26日には、5年に1度の欧州議会選挙が行われ、706議席が改選される。

今回の選挙では極右政党の大躍進が予想されている。米トランプ政権の主席戦略官であったスティーブ・バノンはいまベルギーのブリュッセルを拠点に「ザ・ムーブメント」という組織を立ち上げ、極右の国境を越えた連帯を実現しようと画策している。その目標は、現在の40議席を少し越える程度の極右政党の議席を、今回の選挙では一挙に203議席まで増加させることだ。

欧州議会には法律の提案権はないものの、EUの政策の執行機関である欧州委員会を辞職させる権限がある。もし極右政党の議席が200を上回ると、欧州議会は紛糾し、欧州委員会の政策実行にも支障が出てくる可能性もある。極端な表現だが、極右のナショナリストによる、内部からEUを解体する動きへと発展するのかもしれない。

もし、スリランカのカトリック教会やホテルの同時多発テロに対する報復がヨーロッパで起こるのなら、イスラムの排除を主張する世論に火がつき、白人至上主義者を含むヨーロッパの極右政党を選挙で大躍進させるかもしれない。

そしてその結果、2019年後半から2020年にかけて、一層激しいナショナリズムと排外主義の流れが生まれる可能性がある。本当に注意しなければならない。

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テロと報復の連鎖の先にあるもの

鍵を握るのはスティーブ・バノン

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