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北朝鮮、日本を含む90カ国から密輸していた。日本製のレクサスは大人気=浜田和幸

北朝鮮に対する経済制裁は有名無実だ。米国の先端防衛研究センターの発表によれば、90を超える国々が北朝鮮に高級ブランド品を輸出しているという。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2019年7月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

輸入代金はどこから捻出している?金正恩委員長の恐るべき手腕

なぜ?北朝鮮に輸出禁止のメルセデス・ベンツ

アメリカが音頭を取ってきた北朝鮮に対する経済制裁は、有名無実となっている。

ご記憶かも知れないが、金正恩委員長がシンガポールやハノイでトランプ大統領との首脳会談に際して乗車していたのはメルセデス・ベンツの最高級リムジンだった。

さらには、ウラジオストックでプーチン大統領に面談した時にも、北京で習近平国家主席との首脳会談に臨んだ際にも、ピョンヤンから運んできたベンツに乗っていた。

実は、外国製の高級車を気に入って乗り回しているのは、金正恩委員長に限らない。

北朝鮮の党の幹部は皆、そうした外国製のぜいたく品が大のお気に入りである。

国連の経済制裁によって、こうしたぜいたく品は輸出が禁止されているはずだ。

しかし、現実には抜け穴だらけで、ピョンヤンは今や「ピョンハッタン」と呼ばれるほどに、マンハッタンの高級ファッションや自動車関連のサービスが目立つようになってきた。

90カ国以上が北朝鮮に密輸

今週、アメリカの先端防衛研究センターが発表した報告書によれば、2015年から2017年の間、90を超える国々が北朝鮮に高級ブランド品を輸出していたことが確認されたという。

そもそも、国連の規定する「ぜいたく品」の中身は極めてあいまいである。

また、どこの国からどのような経路をたどって北朝鮮に届いたのかも、監視体制は確立されておらず、完全な追跡などは期待できない。

すでに確認されているだけで、800台を超える高級車が制裁の目を潜り抜けて北朝鮮に輸出されているほどだ。

ドイツ製のみならず、日本製のレクサスなども中国、韓国、ロシア経由で大量に北朝鮮に届けられている。

金委員長のお気に入りのメルセデスのリムジン2台も昨年、ロッテルダムから搬出され、大連、大阪、釜山、ナホトカを経由して北朝鮮に搬入されたもの。

特に、日本車は人気も評価も高いため、北朝鮮ではトヨタ、日産、三菱の車がエリートの間では引っ張りだこという。

過去3年間で、日本車が北朝鮮に輸出された事例は82件を数えている。

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