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1分15円から通えるフィットネスジム、なぜいままで月額サービスしかなかったのか?=シバタナオキ

1分15円でジムに通えるシェアリングアプリ、Nupp1を運営する柿花さんをゲストに、サブスクリプションとシェアリングエコノミーの補完関係について考えます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年7月30日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

サブスクリプションとシェアリングエコノミーの補完関係(前編)

5月22日にリリースして28店舗を展開するジムアプリNipp1 Fit

シバタ: 今日は私の楽天時代の同期の柿花さんに来て頂いて、ちょっと大きいテーマなんですけど、サブスクリプションとシェアリングエコノミーの補完関係みたいな話をしたいなと思います。柿花さん、まず簡単に自己紹介と、今どんなことをされているのかをお話頂けますか?

柿花: はい。こんにちは。よろしくお願いします。シバタくんと楽天の同期になります、柿花と申します。06年に楽天に入社して、その後コンテンツマーケティングのベンチャーに行き、そのあとGREEに転職して、子会社の立ち上げでメディア事業をしていました。今は1分15円でジムに通えるシェアリングアプリ、Nupp1を運営しています。

シバタ: GREEのときはLIMIA(リミア)をされていたんですよね。リミアはすごい伸びたと思うんですけど、どんな感じでした?楽しかったですか?

柿花: そうですね。リミアをやっていました。楽しかったですね。ちょうどいろんなSEOの問題があって、僕たちはアプリに切り替えました。アプリに切り替えてから、大体、月間億を超えるくらいのPVのメディアに育ったので、ウェブのSEOからアプリに目まぐるしく指標が変わりましたが、ウェブではなかなか無かったKPIを見られたので、面白かったです。

シバタ: すごいですね。今は自分で会社を立ち上げられたんですよね?

柿花: はい。同期も起業家たくさんいるので、負けじと…すこし遅くはなりましたが、35歳で起業しました。

サブスクリプションが常識のフィットネス業界で従量課金型アプリを開始

シバタ: 一応、僕も少しだけ出資をさせていただいています。今、Nupp1 Fitではどんなことをしているんですか?さっき1分単位でジムに行けるという話があったと思うんですけど。

柿花: はい。1分単位で15円からジムに行けるサービスです。

シバタ: 15円?60分行くと900円ということですか?

柿花: 900円ですね。大体それで月に4回くらい通っても3,600円くらい。

シバタ: 月額の固定費はないんですか?ゼロ?

柿花: そうなんです。月額費用は0円なのですが、付け加えると、入会金も継続縛りもないです。

シバタ: 今、ジムのネットワークは店舗数でいくとどれくらいあるんですか?

柿花: 5月22日にリリースしまして、今28店舗です。

シバタ: おお。28店舗のジムはどこに行っても固定費ゼロで従量課金

柿花: そうです。なかなかすごいでしょ。画期的だと思うんです。

シバタ: すごい。それでは今日は、柿花さんの会社のことはもちろんなのですが、この従量課金というか、シェアリングエコノミーとサブスクリプションという、ある意味、対立するとも言える概念が今後どうなっていくのか、というのを聞いていきたいなと思っています。

柿花: はい。

Next: なぜいままで、従量課金のフィットネスジムはなかったのか?

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