日韓対立で損をする韓国
米ヘリテージ財団の創設者エドウィン・フールナー氏が9月27日、韓国でGSOMIAについて気になる発言(『朝鮮日報』9月28日付)をしている。
ヘリテージ財団は、トランプ政権の外交安保政策に大きな影響力を持つとされている。それだけに、「気になる発言」なのだ。
最近の韓国と日本との対立についてフールナー氏は、「韓国がGSOMIAを破棄し、日本と対立する状況が続けば、最終的に損害を被るのは韓国だ」と断言した。
フールナー氏は「韓国の一部の友人は(米国が日本の側にばかり立つという)被害者意識を持っているようにもみえるが、トランプ大統領とその周辺の幹部たちは韓日対立についてもよく理解している」と指摘した。
フールナー氏は人差し指、中指、薬指を立て、「韓米日はこのように緊密な関係を維持すべきだ。中国とロシアの面前で韓日が歴史問題で引き続き争うよりも、南シナ海問題など共同の利害がある分野で協力できることを見いだしてほしい」と述べた。
出典:朝鮮日報(2019年9月28日配信)
ここでは、韓国がいくら反日行動を取ろうとも、日米韓3ヶ国の安保インフラとしてGSOMIAが機能している現実を忘れてはいけないと指摘している。
韓国が、早く「大人」として振る舞うことが必要になってきた。
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経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。