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日本株4日ぶり反発、210円高/指標結果/信託銀15週連続買い越しetc.(3/10)

主な投資判断

[クレディS証券]

新 規 A(3861)王子HD 570円
据置き A(4922)コーセー 14,500→13,200円
引上げ B→A(7269)スズキ 3,950→3,600円
引下げ A→B(7211)三菱自 1,300→900円
据置き C(5332)TOTO 3,900→3,100円

[野村証券]

据置き A(3382)セブン&アイ 6,000→5,900円
引下げ A→B(9503)関西電力 1,710→1,330円

[三菱UFJMS証券]

据置き A(5110)住友ゴム 1,850→ 2,000円

[大和証券]

新 規 1(6744)能美防災 1,800円

[ゴールドマンS証券]

据置き 2(6146)ディスコ 13,100→13,000円
据置き 4(6305)日立建機 1,270→ 1,370円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価

本日の経済指標等の結果

企業物価

日銀が発表した2月の企業物価指数は前年同月に比べ3.4%の下落。11カ月連続の前年割れで、下落率は市場予想(3.3%)をわずかに上回りました。

オフィス空室率

2月の東京都心オフィス空室率は前月比0.03ポイント上昇の4.04%で、10カ月ぶりに空室率が上昇(市況が悪化)しました。ただ、上昇幅は小さく、平均賃料は26カ月連続で上昇しており、需給は引き続き引き締まった状態にあります。

対内証券売買契約等の状況(財務省集計)

2月28日~3月5日
海外投資家 -1385億円(-1兆0158億円)※9週連続売り越し

投資部門別株式売買状況(東証集計)

3月第1週(2月29~3月4日、日経平均826円上昇・週間ベース)

個人投資家:-1989億円(-417億円)※2週連続売り越し
海外投資家:-954億円(-4081億円)※9週連続売り越し
事業法人:-293億円(+188億円)※5週ぶり売り越し
信託銀行:+2813億円(+3848億円)※15週連続買い越し

※投資部門別売買状況で、「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」は年金資金等の売買動向を示します。

「SQ」って何?

この時期の市場で必ず話題になる「SQ」について簡単に説明させていただきます。

まず、機関投資家等が行う取引で、主に指数間の価格の開きを利用して値ザヤを稼ぐ「裁定取引」というものがあります。

現物価格と先物の価格には本来理論的な価格差がありますが、実際の価格差が理論的な価格差よりも大きくなったり小さくなったりした場合、割安な方を買い、割高な方を売って利益を得ます。これが「裁定取引」で、「サヤ取り」または「アービトラージ」とも呼ばれます。

ちなみにオプション取引では毎月決済が行われ、先物は3、6、9、12月の年4回のみとなっています。ともに第2木曜日が取引最終日で、それまでに決済されなかった未決済の建玉(たてぎょく)については、翌金曜日の最終決済期日の清算値にて強制決済が行われます。

この時の清算値が「スペシャル・クォーテーション」で、略して「SQ」と呼ばれます。日本語では「特別清算指数」と訳されますが、一般的には特別清算指数を「SQ値」、最終決済当日(第2金曜日)を「SQ日」といった使い方をします。オプションと先物の清算日が重なる3、6、9、12月の清算日を特に「メジャーSQ」と呼ぶ場合もあります。

裁定取引で「先物売り・現物株買い」のポジションが組まれている場合、SQ算出時には先物などが清算され、現物株には売りが出ます。いわゆる「裁定解消売り」です。

反対に「先物買い・現物株売り」のポジションが清算される際は現物買いにつながります。

そうしたこともあって、SQが近づきますと思惑絡みの売買が活発になり、不安定な相場展開となるケースが多々あります。

また、メジャーSQとなる3、6、9、12月の第2金曜日は、日々の商いに加え、裁定取引の清算に絡む売買が重なるため出来高が膨みます。

「ブラックフライデー」日本版?

政府と経団連は、今秋から冬にかけて全国の百貨店や商店街による大規模なセールの実施を呼びかける調整に入った模様です。米国などで定着する年末商戦「ブラックフライデー」(黒字の金曜日)の日本版としたい考えです。

アメリカでは感謝祭(11月第4木曜日)の翌日の金曜日に小売店がこぞって大規模なセールを催すため大勢の客が押し寄せ、店側は儲かって黒字になることから11月第4金曜日を「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」と呼びます。数年前からはイギリスでも始まり、昨年は韓国でも実施されています。

【関連】日本債券市場への危機意識~超長期債を中心とする乱高下は何を示すか=久保田博幸

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女性のための株式投資』(2016年3月10日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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