サンフランシスコに引っ越してきてから趣味&取材をかねて、新たなサービスを試す機会が増えました。アメリカに限らずだと思いますが、「あーコレあるある!」という離脱防止策&販促手法をまとめてみました。いわゆるグロースハックなんだと思います。(『Be Magnetic!』三浦茜)
プロフィール:三浦茜(みうらあかね)
まぐまぐ編集長、ライフハッカー[日本版]編集委員などを経て、現在はアーリーステージのスタートアップ企業を支援するベンチャーキャピタル『Scrum Ventures』でマーケティングVPを務める。山形県出身、2014年よりサンフランシスコ在住。
ツンデレ対応でなかなか退会できない!など、アメリカのウェブサービスあるある販促手法
友達紹介が必ずある
どんなサービスにもほぼ必ず友達紹介欄「refer a friend」があります。利用者側もそれがあることがわかっているので、何か試してみたいサービスがある時は、利用している友達にクーポンをもらう流れになっています。
私もこのブログで新サービスの紹介しつつ、「refer a friend」のリンクを活用しているので、ちょいちょい割引をもらっています。ありがとうございます。
登録して利用してない人には心配メールが届く。たまにクーポン付き!
オンデマンドお掃除Handyやレシピ付き食材宅配Gobbleなど、利用しようと思って登録したものの、日時指定の必要があり実際の利用は先伸ばしにするケースがありました。そういった登録したけど使ってない状態の時には、すかさず心配メールが届きます。先伸ばしして結局使わなかった…を防ぐためと思われます。
スタートアップのサービス場合はCEOの名前で届くこともよくあります。画像はGobbleのCEOからのメール。もちろん彼が送っているわけではないと思いますが、日本でいうと楽天の店舗の店長からのメールみたいなものでしょうか?
友達紹介でもらったクーポンに加え、エクストラな割引があることもあるので、最近これに味をしめて、登録後しばらくサービスを利用せずに塩漬けにしたりしています。我ながら意地汚い。
お試し期間中や利用開始時は個人メールでフォロー
Boxを利用した時のフォローアップメールについて以前ポストしましたが、こんな感じで個人アドレスからメールが届くことが多々あります。また仕事で利用するサービスなどは、登録時に電話番号が必要で、すぐフォローの電話がかかってきます。いまどき電話!?と思いましたが、ウェブサービスに慣れてない人にとっては、電話が一番ありがたいのかもしれません。
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