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PayPay「一人勝ち」から次のステージへ。“スーパーアプリ化”で生活のすべてを掌握する=岩田昭男

決済のできるPaytmアプリの中に数多くのアプリが入っている

それらは暮らしに関係した生活アプリで、電気料金などの公共料金の支払いから、ショッピングの支払い、さらには、映画のチケット、飛行機やバス、レストラン、ホテル、アミューズメント施設の予約、さらにはタクシーの配車アプリなど、支払いが生じるありとあらゆる他社のアプリがあり、それと紐付くカタチでPaytmアプリで完結できるようにしています。

そして、Paytmの業績も、生活回りの様々なサービスをひとつに集約することで急速に成長しているといいます。

今後はPayPayでも、このやり方をそのまま導入しようとしています

すでに、請求書を読み取るだけで支払いが終わる「請求書払い」のような暮らしに密着したアプリも入れていますが、これからは、一流ホテルの予約やレストラン、飛行機、鉄道、アミューズメント施設の予約ができるアプリやタクシーの配車アプリなども入ってきそうです。

配車アプリで、目的地をあらかじめ設定し、ピックアップのポイントも入れておくと指定のタクシーが来て、それに乗り、着いたら支払いまで完了しているというサービスです。

これが実現して、日常的に利用されるようになれば、日本でのタクシーの利用方法も様変わりすると思われます。

ヤフー、ソフトバンクグループが総力をあげてサポート

この他にも、ヤフー、ソフトバンクのグループ企業との連携も期待されています。

ヤフーショッピングやヤフオクなどのヤフーのサービスが直接PayPayアプリで使えるようになり、商品選びだけでなく、決済もより簡単に完了するようになります。

また、PayPay残高の範囲で株式投資ができるようにもなるし、ヤフー子会社のジャパンネット銀行で個人ローン貸付も可能になります。

要は、生活に関わるありとあらゆるサービスをPayPayアプリの中に入れて、スーパーアプリ化していく予定なのです。

Next: PayPayも加盟店も助かる? キャッシュレス戦争の次の舞台は「アプリ」へ

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