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「東京五輪後に不動産バブル崩壊」は大嘘? 2020年の市場動向をプロが大予測=姫野秀喜

<こんな人は守りを固めて、焦って動かないこと>

次は2020年、守りを固めるべき人についてです。

以下のような人は、焦って2020年に動かなくても大丈夫です。それよりも、しっかりと守りを固めてください。

  • すでに物件が回っている人
  • 現在の物件ローンを高金利で借りている人
  • まだ若く、預金が少ない人

2020年は都市圏でも外周エリアの物件で、多少利回りが回復することが見込まれます。

ですが、すでに物件を保有しその物件が十分収益を上げている人であれば、わざわざ買い進める必要はないでしょう。

というのも、いまだ23区内など好立地エリアでは物件価格の高騰が続いているからです。

ご自身の保有する物件と比較して、それ以下のレベルの物件しか出ていないのであれば、焦って買う必要はまったくありません。

また、現在の物件のローンが高金利の人も同じ理由で、まずは守りを固めるべきでしょう。

低金利の金融機関に借り換えと繰り上げ返済を行うことで、金利負担を減らし、担保保全力を高めましょう。来るべき物件価格の下落に備え、いま手持ちの物件が共同担保として使えるように準備するのが望ましいでしょう。

最後に、まだ若く、預金のない人は、焦らず備えてください。年齢が若ければローンで十分な期間をとることができますので、直近の1〜2年で焦る必要はありません

2020年は金融機関の融資が再稼働し始めるといっても、まだまだ条件は厳しく、預金が少ない人は相手にしてもらえませんので、まずは物件価格の2割程度は頑張って預金してください。

投資物件の99%は「ハズレ物件」?

不動産投資は基本的に人生において“やっても、やらなくても良いこと”です。

そして、投資物件の99%は、ハズレ物件です。かぼちゃの馬車やレオパレスのように、営業マンが全部やってくれるみたいなお客様気分で不動産投資に参入すれば、99%のハズレを掴むことになります。

“やらなくても良いこと”に手を出して、大損するなんてあほらしいです。ろくでもない物件を買うくらいなら、やらないほうがマシなのが不動産投資です。

2020年に、どうしても不動産投資を始めたいのであれば、覚悟を持ってめちゃめちゃ勉強して参入してください。まずは新年早々に大きめの本屋に行って、不動産投資の本を30冊買うことから始めましょう。

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image by:StreetVJ / ShutterStock.com
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年12月26日)
※タイトル・見出し・太字はMONEY VOICE編集部による

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