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「東京五輪後に不動産バブル崩壊」は大嘘? 2020年の市場動向をプロが大予測=姫野秀喜

2020年の不動産投資は、攻めるべきか、守るべきか

さて、最後に読者の皆様、1人1人が2020年に不動産投資でどう行動すべきかの指針を検討したいと思います。

2020年は攻めるべきか、守るべきかです。

<攻めてもよい人はこんな人>

まず、不動産投資を行いたい人で、攻めるべき(攻めてもよい)人は、こういう人です。

  • 投資用ローンが組めるギリギリの年齢の人
  • そろそろ健康診断の結果が黄信号になってきた人
  • 地価上昇エリア(3大都市圏や地方4市)に地の利がある人

不動産投資は融資が必要になりますので、ローンが組めないと話になりません

銀行にもよりますが「70歳ー年齢=最大融資期間」としている金融機関もありますので、若ければ若いほど有利となります。ご自身の年齢に不安がある方は、景気動向に左右されず、1年でも期間が延びるうちに好条件の物件を買ってしまう必要があるでしょう。

また、同様に健康診断の結果が微妙だった人は、早めに購入したほうが良いでしょう。

というのも、大病や一部の持病があると、団体信用生命保険(団信)に加入できず、ローン不可となる恐れがあるからです。

健康診断でメタボや高血圧など黄信号が灯った人は、日々の生活習慣に気をつけて、これ以上悪化しないようにしてください。同時に、団信に入れるうちに物件探しを行う必要があるでしょう。

ご家族にガンなど大病を患った方がいる場合は、ご自身の家系では何歳くらいに大病になっている親戚がいるのか把握することで、ご自身が大病を患うまでのリミットを知ることができるでしょう。そういう方は、元気なうちに物件購入しておかないと、今後の拡大は見込めなくなってしまいます。

2020年は一部の金融機関が門戸を再び開き始めるため、努力次第で2019年よりも融資の可能性は広がってくるでしょう。その機会をしっかりと捉えてがんばりましょう。

最後に、基本中の基本ですが、不動産投資は、人口増加、人口集中しているエリアに在住している方や、アクセスできる方など、地の利があるというのが絶対条件です。

努力で立地の不利をカバーすることができないとは言いませんが、それができるのは努力する人かつスーパー経営センスの持ち主だけです。そういう人は、不動産投資に限らずどんなビジネスでも成功できると思います。

そういうスーパー経営センスがなくても、努力で誰でもそこそこ成功できるというのが、不動産投資の醍醐味だと私は思います。

ですので、普通の人が成功するためには最初に立地ありきで、好立地に地の利があるのが絶対条件なのです。

2020年に不動産投資を始めたいという意思が強いのであれば、人口増加・人口集中エリアにアクセスできるようになってください。まずはそれからです。

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