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事実歪曲、臭いものに蓋、スカスカ演説。桜もIRも説明せぬ安倍首相の答弁に批判殺到

20日に召集された第201回国会(常会)。22日は立憲民主党代表の枝野幸男議員、国民民主党代表の玉木雄一郎議員ら野党側の代表質問が行われ、「桜を見る会」や「閣僚の公職選挙法違反」「IR汚職」などの問題についての追求が行われた。

しかし安倍首相は、「桜を見る会の名簿の扱いは民主党政権時のものを踏襲しただけだ」などと民主党政権下の管理に問題があったと反論。枝野氏が招待者名簿の破棄記録の開示を求めると、サーバーへの「不正侵入などを助長する恐れがある」と交わした。

また前法務相と前経産相が共に公職選挙法違反で検察の捜査対象となっていることの責任を問われると、「任命したことの責任は痛感しているが、捜査に関することなのでお答えは差し控える」と回答。IR汚職事件についても、同様の理由から発言を避けた。

時事通信 が10〜13日に実施した世論調査でも、桜を見る会の問題をめぐる安倍首相の説明について「納得できない」が79.1%だったが、20日の施政方針演説の際にも安倍首相は一切の説明を避けていた。

一方で、自らの政権の成果を強調したり、過去の民主党政権を蔑むような発言をしたりした。このような中継に映し出された安倍首相の答弁や国会に臨む姿勢に、ネットからは「キャッシュレス還元策について、61%が効果なしと答えているのは無視して『4割の事業者が効果があったとしている』と成果を出したように答弁するのはいかがなものか」「安倍政権下は所得はほとんど増えないのに、物価だけどんどん上昇していく最悪な状況だ」「庶民生活に係る論議なのに庶民の姿が見えない」などといった批判の声が上がっている。

また、用意してもらった原稿をただ“棒読み”するだけの答弁に、「莫大な費用をかけた朗読大会」「NHKに原稿渡してテロップ出させた方が分かりやすい」「中身スッカスカな演説」と呆れた声が上がっている。

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