キャバクラの国内市場規模は1兆円超
また多くの人にとってはその市場規模感がはっきりしないキャバクラの業態は、なんと国内で1兆円超の市場規模を誇っています。
学生やほかの仕事と兼業しているキャバクラ嬢の数も、100万人近いのではないか?とさえ言われている状況です。
国内新聞広告費が4,800億程度、回転寿司の市場規模が6,000億程度ですから、想像以上に大きな業界であることがわかります。
こうした業態はとくに都市部に多いわけですから休業を強要された場合専業のキャバクラ嬢がいきなり路頭に迷うことも予想されます。
さらにこのリストには出てきませんが、国内の必要悪的業態の風俗業に働く風俗嬢はほぼ30万人と言われています。当然、日銭が入ってこなくなり、影響を受けるのは必至の状況です。
都内のネットカフェ難民はほぼ4,000名あまり
よりクリティカルになるのは、社会的に存在が正式に認められていないのに実際には存在する人たちです。
たとえば、東京で言いますと、ネットカフェに毎日寝泊まりしてなんとか居場所を確保する「ネットカフェ難民」は実に4,000名は存在すると言われており、そのネットカフェがいきなり1か月営業自粛に追い込まれれば、途端にホームレスへと転落することが想像されるところです。
NY市では社会的・経済的弱者が真っ先にウイルス感染
FX投資の情報をお届けする当メルマガで、社会的弱者の問題を議論しても仕方ないと思われる方も多いかと思います。
NY市におけるデータをみますと、今回の新型コロナの感染においてはこうした社会的・経済的弱者で都市封鎖の影響を直接的に受けてしまった層が、はからずもウイルスの感染拡大に大きく寄与してしまったという事実が鮮明になりつつあります。
今回の国や都道府県の政策のようにこのような人たちをまるで存在しないかのように扱うやりかたは、必ずウイルス感染にネガティブに働くことになります。
最初からしっかり面倒を見る体制をつくらないことには、社会全体を崩壊させかねない点に注目すべき状況です。