私たちは政府に生殺与奪の権利を握られている
コロナで我々が再確認したのは、大義名分さえあればどの国の政府も自国民の生殺与奪の権利を持っていたということだ。
いや他国民でも空港の検疫検査で隔離することができる。
それが正当な隔離かどうかは、相手がウイルスだけに検証はほぼ不可能だ。
このことは、中国政府は香港に新たな「国家安全法」など布かなくても、民主化運動を事実上抑え込むことができたことを示唆する。ウイルスの流行を防ぐことは、主義主張に優先するからだ。
ポストコロナで世界が激変する
欧米で言われている2メートルもの社会的距離を保つのは、少なくとも日本では不可能に思えるが、それが例え20センチでも、クラブや居酒屋などのように成り立たないところが出てくる。
「Covid-19」に対する集団免疫ができて人類と共存できるまでに、一部で言われているように100年くらいかかるとすれば、それに応じたインフラを整備する必要が出てくる。
立ちいかなく産業が出てくる一方で、新たな需要に応える産業が伸びてくるのだ。
いずれにせよ、我々が生きているうちに「きっぱりと勝利宣言」出すことは難しそうで、ポストコロナの世界は今までとは違ったものになりそうだ。
そういったことは世界史的には何度も起きている。
日本でも江戸時代と明治時代とは違うと言えるし、第二次大戦前と後とでも違う。そう捉えて見ると悪いことばかりではない。
むしろ、何となくワクワクしないでもないではないか。
<初月無料購読ですぐ読める! 5月配信済みバックナンバー>
※2020年5月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
・閉鎖し、支援し、管理下に(5/26)
・読者の方からのメール(5/25)
・ポストコロナの世界(5/25)
・債券利回りなど追うな。安全、配当、成長を提供するハイテク5銘柄(5/21)
・世界の金融市場の話題から(5/20)
・MMTほど施政者に都合のよい話はない(5/19)
・リーダーシップと権力(5/18)
・新型コロナウイルスは絶滅しない?(5/14)
・Q&A:何分足でトレード?(5/12)
・スウェーデン新型コロナ「ソフト対策」の実態(5/11)
・世界の金融市場の話題から(5/8)
・短距離走とマラソン(5/7)
・世界の金融市場の話題から(5/1)
→ いますぐ初月無料購読!
※本記事は、矢口新氏のメルマガ『相場はあなたの夢をかなえる ー有料版ー』2020年5月25日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。信済みバックナンバーもすぐ読めます。
『相場はあなたの夢をかなえる ー有料版ー』(2020年5月25日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―
[月額880円(税込) 毎週月曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
ご好評のメルマガ「相場はあなたの夢をかなえる」に、フォローアップで市場の動きを知る ―有料版― が登場。本文は毎週月曜日の寄り付き前。無料のフォローアップは週3,4回、ホットなトピックについて、より忌憚のない本音を語る。「生き残りのディーリング」の著者の相場解説!