菅政権は短命に終わる
菅義偉は、自分が国際社会に向けて「日本の顔」にはなり得ない無能な男であることを承知しているので、このチャンスを逃したら二度と総理大臣になる機会は巡ってこないと、その貧乏根性から喜んで引き受けようとしていますが、己の政治家としての生命がごく短いことも知っています。
この選挙は、ごく短い期間の中継ぎリリーフを決めることが目的で、すぐに「菅退陣」の文字が新聞の大見出しを飾るようになるでしょう。
これら一連のシナリオは、数年前からワシントンのシンクタンクによって練られたもので、自民党はそれを容認しようと決めたからこそ、村上誠一郎議員以外の自民党の長老は安倍政権を好き放題にさせてきたし、菅の出来合いレース総裁選にも口をさしはさまないのです。
外国メディアも、この総裁選についてはうっかり書くことができない(つまり、中身のない引き継ぎ選挙であるため書きようがない)ので、「日本のどんなところが好きですか?」などといったアイドル・タレントに訊くような質問で記事をまとめています。
「すぐに解散」CSISのマイケル・グリーンと河野太郎との会話
まず最初に、誰でも分かるヒントを提供するためにキャッチーなニュースを取り上げることにしましょう。9月10日の短いTBSニュースを読んでください。「河野防衛相『解散は10月のどこかで』」です。
河野防衛大臣は、アメリカのシンクタンクのイベントにオンラインで参加し、衆議院の解散総選挙について「おそらく10月のどこかで行われるだろう」との見方を示しました。
この記事にあるように、ネット上で行われた「アメリカのシンクタンクのイベント」とは何でしょう。そして、河野防衛大臣と話している相手は誰でしょう。
TBSニュースは、意図的に避けています。
このシンクタンクとは、ワシントンD.C.にある戦略国際問題研究所(CSIS)のことであり、河野が話している相手はマイケル・グリーンその人です。
なぜこれほど重大なことを他のメディアは報道せず、その中でも唯一チャレンジングなTBSでさえ、CSISとマイケル・グリーンの名前を伏せて報じているのでしょう?
その理由は、自民党のご本尊が故ディビッド・ロックフェラーの外交問題評議会(CFR)であり、その対日工作機関がCSISだからです。
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