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偏向報道ありきの米大統領選、トランプはもう正攻法では勝てない=吉田繁治

株価の反応は「トランプ危うし」を示している

9月10日までは上がってきたNYダウは、それ以降の1週間は下落の傾向を示しています。「トランプ危うし」という投資家の判断でしょうか。週間の傾向ですから、すぐに逆にもブレます。短期の株価指数の動きには、その日の短期売買額が絡むだけであり、経済や政治指標からきたものではないからです。

(1)同じ傾向が3週から4週続くとき、経済・金融が絡んでいる
(2)それに、ほぼ3か月サイクルの、先物、オプションの取引が絡む

20年4月以来の6か月間(半年)、世界の株価を押し上げている世界の中央銀行の同時マネー増発は「政治的」なものです。政府に動かされる中央銀行が国債、米国では住宅証券のMBS、社債等の債券を会い上げて、マネーを供給し、そのマネーが銀行を経由して、株の買いに流れているということです。

つまり、実体経済の企業純益とは離れた上空にある「コロナ金融バブルの株価(価格の約30%)」でしょう。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

NYダウ 日足(SBI証券提供)

世論調査での支持率の差異

バイデンとトランプの8.9ポイントの差(全国世論調査の最新の結果)は、逆転には、現状では大きすぎるように見えます。

トランプ側は、獲得選挙人数での逆転があり得る、5ポイント以下の差にするためには、3ポイント以上、無党派世論の支持を増やす選挙戦略が必要です。

ところがReal Politicsの調査での、バイデン支持とトランプ支持は、5%に縮まる傾向はまだ見えません。逆に、差の拡大傾向が見えます。

「トランプ再選」は、現在の情勢では、難しいように見えます。

トランプは、11月中旬の「オクトーバー・サプライズ」を作る必要があります。バイデンに不利な決定的情報を出すことです。

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1. バイデンのウクライナ・ゲート(チャイナ・ゲートもあります)
2. ハンター・バイデンのメールという「証拠」が出てきた
3. 問題は、メデイアの対応だが…
4. バイデン・オクトーバー・サプライズの影響が出てくる
5. 【補論】フェイスブックの、システム開発資金の淵源
6. 現在の支持率と、今後の展開の予想
7. トランプ、バイデンのどちらが勝っても、起こること
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  • 日銀の資金循環表の検討(9/23)
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  • 金融商品の価格を先導するデリバティブ:(9/9)
  • 現代ファイナンス理論の、割引現在価値(9/2)

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  • コロナ下の身辺雑記と近い将来の不動産価格(8/26)
  • MMTに馴致(じゅんち)された人々(8/19)
  • 経済の中心にある株価の長期予想(8/12)
  • 顧客満足を高めることが目的のデジタル・トランスフォーメーション(2)(8/5)

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  • コロナショックで明らかになった日本企業の生産性の低さとIT化の遅れ(7/29)
  • 激震が走る中国金融センターのドルペッグ制(7/22)
  • 9倍に上がる金価格をめぐっての疑問に答える(7/15)
  • アフターコロナに9倍に高騰する金価格(7/8)
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ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで』(2020年10月21日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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