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「誰が新大統領でも株は暴落」ノーベル賞経済学者シラー教授の警告=今市太郎

ウォール街では誰が大統領になってもコロナ財政支出は継続で、株価は上がり続けるとの見方が強くなっています。そこに一石を投じたのはノーベル賞経済学者のシラー教授で、米株保有のリスクを声高に警告しています。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

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※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年11月4日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

大統領選は無関係。米国株に迫る暴落リスク

足元の相場は、米国大統領選挙の結果がどうなるのかを、ほとんどの市場参加者が固唾をのんで見守る状況になっています。

しかし、過去の事例から見たどちらが勝てば株・為替が上昇/下落するといった枠組みとは別軸で、相場のごく近い将来に対して警鐘を鳴らす経済学者の発言が注目されています。

それが、ロバート・シラー教授の「米国株市場に対する脆弱性の警告」です。

ロバート・シラー教授とは?

ロバート・シラー教授といえば、2013年に資産価格の実証研究で見事にノーベル経済学賞を受賞していますから、ご存知の方も多いかと思います。

心理的・主観的なテーマに可能な限り客観的な証拠を集め続けるというアプローチでは、他に右に出るものがいないほどの分析力を誇っています。

株や為替の取引をしていますと、米国の経済指標に「ケース・シラー住宅価格指数」というのが出てきますが、このシラーはロバート・シラー教授のこと。米国では「シラーPER」という指標も相場の取引では頻繁に登場するものとなっており、我々は知らぬ間にシラー教授の分析の恩恵に預かっていることを、いまさらながらに感じる次第です。

このシラー教授は10月後半、ニューヨーク・タイムズ紙に「株式市場がクラッシュするための3要素」について解説を寄稿。ウォール街でも大きな関心を集めているようです。
※参考:People Fear a Market Crash More Than They Have in Years – The New York Times(2020年10月23日配信)

記事の本文は上記から読めますので、ご関心のあるかたは(英語ではありますが)一度目を通されることをお勧めしたいと思います。ここでは、ごくごくアウトラインをかいつまんでご紹介していきたいと思います。

Next: 選挙の結果よりも“混乱”が株価暴落を招く?

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