22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円92銭から113円41銭まで下落し、113円49銭で引けた。パウエルFRB議長が、量的緩和策の段階的な縮小(テーパリング)を開始し、2022年中旬に終了する道のりであることを確認したほか、高インフレが想定以上に長期化するリスクに言及したため、ドル買いが一時強まった。その後、パウエル議長が早期の利上げを否定し、FRBの急速な利上げは景気を停滞させるとの懸念も浮上したことから、長期金利は再び低下し、利回り曲線は平坦化したことから、ドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1656ドルまで上昇後、1.1622ドルまで反落し、1.1643ドルで引けた。ユーロ・円は132円54銭から131円92銭まで下落。ポンド・ドルは1.3794ドルから1.3736ドルまで下落した。欧州連合(EU)は英国との亀裂が深まれば離脱通商協定も撤回すると警告したため、ポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.9178フランから0.9151フランまで下落した。
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