ゴールドマンが異例の警告。アメリカ株式の黄金時代はいつ終わるのか?=今市太郎

ゴールドマンサックスが、来年の市場予測を発表しています。現在の強気相場が「痛みに変わる条件が整いつつある」と指摘するなど、かなり強い警告です。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2017年12月4日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

この楽観はいつまで続く? ゴールドマンが警告する2018年危機

まったく下がらないアメリカ株式市場

12月1日のNY市場はトランプのロシアゲート問題がいきなり再浮上し、瞬間的にNYダウは300ドル以上の下げ、ドル円も1.45円あっという間に下落するというかなりヒヤリとする瞬間を経験することとなりました。

それと並行して進められていたレーガン政権以来(約30年ぶり)の「大型減税法案」が米国上院で可決。週明け(12/4~週)からは上下両院でその実施時期をめぐる協議が行われ、またオバマケアの定める保険加入義務の撤廃を上院だけが盛り込んでいることから、この2つをどのように調整して修正可決するかが大きなポイントになります。

しかし減税自体は実施ということになりますので、株式市場が好感することは間違いない状況。ここから相場のさらなる上昇が注目されます。

2018年前半まで上昇トレンド継続も?

減税の実施時期次第ではありますが、完全雇用実現下における大型減税の実施は否応なくバブル相場を加速させることはほぼ確実といえ、FRBも来年は利上げ回数を増やして鎮静化に向かわざるを得なくなる状況が迫っているといえます。

当然、政策金利自体よりも債券金利が上昇していくことは容易に予想されますが、それよりも楽観視した株式相場のほうがおかまいなしに上昇を継続してしまい、足元のゴルディロックスバブル相場は年が明けてもそのまま維持されてしまいそうな雰囲気になってきています。

イールドカーブフラット化まであと3回程度の利上げ可能

市場では長短スプレッドの差を示すイールドカーブのフラット化を危惧する声が日に日に高まりつつあります。ですが、完全なフラット化まではまだFRBの利上げ2回から3回分の余地があるようで、株式相場が嫌気して崩れ始めるまでにはまだ多少の余裕があるようです。

ただ、これもそれほど楽観できるものなのかどうかは、きわめて疑問です。市場全体が著しくリスク感応度を下げているときには、必要以上にその状況を注視する姿勢が求められることになりそうです。

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