気づかぬうちに「大切なもの」を捨てていないか?
伝統は、何世代もの人々の検討を経てきたものですから、パッと見でわかりにくくても、実は奥深い意義や幅広い可能性を備えていることが多いのです。すぐに非合理だ、ムラ社会的だなどと判断し、改革するぞ~となってしまうと、気づかぬうちに大切なものを失い、自分たちの可能性を狭めてしまう場合が少なくないように思います。
伝統の前には、ひとまず謙虚になってみる。その構えが案外重要でしょう。浅はかでゴーマンな「インテリ」にはご用心!ですね。
長々と失礼しますた
追伸:
「忖度」については、似たようなことを少し違う角度から、12月7日付の産経新聞(九州・山口版)のコラムにも書きました。よろしければご覧ください。
(「『忖度』への冷笑と道徳の矮小化」(『産経新聞』2017年12月7日付)
http://www.sankei.com/region/news/171207/rgn1712070051-n1.html
『三橋貴明の「新」経世済民新聞』(2017年12月8日号)「伝統の意義と謙虚さ」より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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