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だからあなたの副業は失敗する。会社員では気づかない金儲けの法則(前編)=俣野成敏

副業したい、でも何をすれば…と悩む方は多いでしょう。そこで今回は、お金稼ぎに必要不可欠な2つのことと、それを実現する「自分メディア」の利点を解説します。(俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
30歳の時に遭遇したリストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任する。2012年の独立後は、フランチャイズ2業態6店舗のビジネスオーナーや投資活動の傍ら、マネープランの実現にコミットしたマネースクールを共催。自らの経験を書にした『プロフェッショナルサラリーマン』及び『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが、それぞれ12万部を超えるベストセラーとなる。近著では、『トップ1%の人だけが知っている』(日本経済新聞出版社)のシリーズが10万部超えに。著作累計は44万部。ビジネス誌の掲載実績多数。『MONEY VOICE』『リクナビNEXTジャーナル』等のオンラインメディアにも数多く寄稿。『まぐまぐ大賞(MONEY VOICE賞)』を3年連続で受賞している。

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』2018年3月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

なぜ副業は失敗する?ネタ探しから商売の基本、失敗要因まで解説

2018年が副業元年となるか

「今年は、副業元年になるのでは」と期待されている2018年。しかし、その総本山とも言える「働き方改革」関連法案の審議が難航しました。焦点の1つである裁量労働制について、厚生労働省が提出した不適切データが問題となり、与党内でも再調査を求める意見が相次いだためです。

裁量労働制とは、実質労働時間ではなく、見なし労働時間をもとに給料が支払われる制度のことです。出退勤時間の制限がなく、時間が比較的自由になる代わりに残業代が支払われません。厚労省のデータでは「裁量労働制のほうが、一般労働者よりも働く時間が短くなる」ということでしたが、不正確だったことが明らかとなり、非難が集中しました。

わざとだったのかどうかは定かではないものの、状況的には「故意だ」と言われても仕方がないでしょう。

政府は厚労省の調査不備を認めて陳謝。当初は法案の施行を1年遅らせることで対応しようとしました。しかしこのままでは法案の成立自体が危ぶまれることから、裁量労働制に関する部分を全削除することを決定。それ以外の法案に関しては、今まで通り今国会での成立を目指すとしています。

「副業をしたいけれど、何をしたらいいのかわからない」のはなぜ?

サラリーマンの方の中には「副業をしたい」「でも会社が何と言うか…」と思っていらっしゃる方も多いでしょう。今年の1月、厚労省はすでに、企業が就業規則を作成する際にひな型となる“モデル就業規則”を変更しています。

新しいモデル就業規則では、「労働者は勤務時間外において、他の会社の業務に従事することができる」としましたが、「会社に事前届出を行い、その許可を得ること」を推奨しています。許可が必要な理由は「労働者が超過勤務にならないように管理するため」だということです。

一般に、副業と聞いて思い浮かぶものといえば、

  • コンビニや居酒屋などで行うアルバイト
  • ネットオークションやアフィリエイトなど、隙間時間でできるミニ事業

といったものになるでしょう。

現実的には、サラリーマンの方がアルバイトを掛け持ちすれば休む間もなくなり、下手をすると本業にも支障が出る可能性があります。それでも、アルバイトに行けば「給料が確実に入ってくる」というので、一部のサラリーマンの方にとっては魅力があるようです。

これがアルバイトではなく事業の場合は、残念ながらどんなに自分の時間を費やそうとも、必ずお金になるとは限りません

副業で事業を始めようとして、たいていのサラリーマンが悩むのが「何を売ったらいいのか?」ということではないでしょうか。

なぜ、何をしたらいいのかわからないのかというと、そもそも「自分の売り物がないからこそ、サラリーマンをしている」からです。ということは、逆に言うと「ここをクリアできれば、それだけで他人との差別化ができる」ことを意味します。

今やネットを叩けば、「簡単に月収○○万円稼げます」とか「両立可能な副業で高所得」といった謳い文句がいくらでも出てきます。しかし、実際はほとんどの人が「副業で確定申告ができるほど稼げていない」という現実がすべてを物語っているでしょう。

つまり楽して稼げるサービスの真の売り物とは、「簡単に大金を手にできるという夢」なのです。

お金を稼ぐのに必要不可欠な2つのこと

もし、あなたがお金を稼ぎたいと思ったら、必要不可欠のものが2つあります。

1つは先ほどもお話した「売り物」。そしてもう1つは「顧客」です。サラリーマンはもともと、この2つを持っていません。だから会社に行き、会社の顧客に対して会社が用意した商品を売っているわけです。

とはいえ、今は代理店やフランチャイズなど、売るための仕組みはたくさんありますので、必ずしも自分で売り物を1からつくる必要はありません

それに対して、顧客とは商売にとっての“生命線”です。会社も自分で売れるなら、わざわざ他人に販売を委託したりはしないでしょう。

そういうわけで、商売をしたければ自分の顧客を持つことが必須であり、そのための方法の1つが「自分メディアをつくること」です。

【関連】儲かるフランチャイズビジネスの見抜き方~「コンビニはヤバイ」の先にある成功法則=俣野成敏

今回は、「自分メディアのつくり方」特集をお送りします。これをつくることができれば、どんなものでも売れるようになり、独立もグッと近くなります。

何よりも、仕事を失う不安がなくなります。どうしたらそれができるのか?を早速、見てみることにしましょう。

Next: サラリーマンが気づかない、成功するビジネスの基本とは

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