愛国心のない外国人が簡単に帰化できるような制度は、明白に日本の破壊につながっていく。彼らが日本人を装って日本文化の破壊に邁進したり、侵略に手を貸したり、国会議員となって日本の国益よりも母国の国益を優先するような政策に歪めたりするからだ。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)
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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。
帰化の理由「都合がいい」に感じる違和感
立憲民主党所属の蓮舫(日本人名・齋藤蓮舫、中華民名・謝蓮舫)は、1995年の雑誌『ジョイフル』第22巻第8号でこのように語っていたことがある。
今、日本人でいるのは、それが都合がいいからです。日本のパスポートは、あくまでも外国に行きやすいからというだけのもの。私には、それ以上の意味がありません。
出典:雑誌『ジョイフル』1995年8号(刊:近畿日本ツーリスト)
この発言を聞くと、ほとんどの日本人は「ちょっと待ってくれ」という気持ちになるはずだ。「都合がいいから」「外国に行きやすいから」という理由で、勝手に日本人になられたらたまらないと思う。
事実、この発言で蓮舫は「蓮舫に愛国心なんか微塵もないことが分かった」「これがお前の本音か?」「お前は都合がいいから日本人になって国会議員になったのか?」「こんな人間は国会議員の資格はない」「日本に愛着もなく、日本人に親近感を持たない女が今は国会議員をしている」と叩かれまくった。
多くの人が蓮舫の「日本人でいるのは、それが都合がいいから」という発言に拭い切れない違和感や気持ちの悪さを感じるのは、「帰化して日本人になるというのは、そんな軽い感覚でいいのか?」という気持ちがあるからだ。
帰化の動機には「日本愛」があって欲しい
帰化制度はあってもいい。たとえば、作家の石平(せき・へい)氏は日本に帰化している元中国人だが、石平氏は日本人以上に日本のことを考え、日本を愛し、日本のために尽力している。
同じく作家の邱永漢氏も日本に帰化した元台湾人だが、やはり日本人以上に日本の社会のあり方を考え、日本の経済の行方を日本人に指南し、最後の最後まで日本のことを考え続けていた人だ。
実業家であるビル・トッテン氏も日本に帰化した元アメリカ人だが、日本文化を愛し、日本人よりも日本の文化の保存に気を揉んでいる。
それぞれの立場でそれぞれの意見もあって当然だが、彼らに共通しているのは「日本を愛し、日本を想い、日本が好きになり、だからこそ日本に帰化した」という点である。
その根底に強烈な「日本愛」があったのである。