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菅内閣の「五輪中止総辞職」は秒読みか。海外も嘲笑スガーリンのコロナ迷走劇=今市太郎

ビルゲイツに東京五輪を固く約束してどうするつもり?

またまた滑稽かつ絶望的な状況となっているのが、かのビルゲイツと電話会談を実施したこと。

ゲイツ氏は自らの財団で新興国の人々にワクチン接種ができるドネーションを行うなど、オリンピック年に連動してイベントを開催していることから電話会談を行う流れになったのでしょう。

しかし、なんの決め手もないままに「必ず東京五輪を開催する」などと余計なコミットをしてしまい、これも物議を醸しだす大きな材料になりつつあります。

挙句の果ては「国民皆保険」廃止の意向?

菅首相の直近の失言の極めつけは、国民皆保険の見直し発言です。

13日の会見でフリージャーナリストの神保哲生氏から事前通告なく医療の現状に対応すべく医療法と感染症法の一部の改正をするつもりがないのかと問われた挙句、「医療法について今のままで結果的にいいのかどうか。国民皆保険、多くの皆さんが診察を受けられる今の仕組みを続けていく中で、まあ、今回のコロナがあって。まあ、そうしたことも含めて、もう一度、検証していく必要があると思う」と、頼まれもしない領域についてとんでもない問題発言を繰り出すことになってしまいました。
※参考:医療“壊滅”も…菅総理「国民皆保険の見直し」発言 – テレビ朝日のニュースサイト(2021年1月14日配信)

事前に開示された質問に対して模範解答がなければ、何もまともなことが答えられないのはすでに国民周知の状況。ここで国民皆保険中止を示唆するかのような発言をしてしまったのは大問題であり、単なる言い間違えなどとは異なるレベルの失言といえる状況です。

首相の器でないことは皆が気づいている

安倍前首相も決して口が達者なわけではないですし、演説がうまく説得力のある政治家ではありませんでした。

しかし、足元の菅首相はそれに劣るとも勝らない(そんな「ことわざ」はないですが)状況で、下手な語り口とうつろな目、精細を欠く容姿は割り引いて考えたとしても、まったく何を言っているのか伝わらず、そのくせ原稿があっても間違い多発で、国民に真摯に説明していく姿が見られません。

それが支持率をつるべ落としのように下げる原因になっているようです。

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