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今夜の米雇用統計も悲鳴が上がる?前回の下振れはバグかトレンドか。ドル円相場の動きを読み解く=ゆきママ

雇用指標はまちまち、ISMの大幅な下振れが波乱要因

それでは、直近の雇用指標や事前予想値を確認していきましょう。

雇用指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

雇用指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

全体的に見れば改善傾向にあります。新規失業保険申請件数は順調に下がり、民間のADP社が発表した民間雇用者数は非常に好調です。

一方で、ISMの雇用指数は製造業、非製造業共に大幅に悪化しており、継続保険申請件数が増加、企業人員削減数なども増加傾向にあり、トータルで見ると雇用が加速しているかといえば、かなり疑問といったところか。

なので、エコノミストの事前予想値(平均値)は非農業部門雇用者数は前月比+65.0万人増と控え目なのでしょう。ただ、前回が予想を大きく下回って+26.6万人増ですから、前月と合わせて2ヶ月で合計+100万人未満の増加幅というのは、見た目以上に弱い予想と言えそうです。

今回は前回分(修正値込)と今回分の合計値で判断!

5月の非農業部門雇用者数+65.0万人増という数字は、前回分の数字を踏まえればかなり控えめというか弱いですから、やはり一段とドルが上昇するためには5月単体で+100万人増といったサプライズが必要でしょう。それでも、2ヶ月の合計でならせば1月あたり+60万人増程度ですから、トレンド的に微妙と言えば微妙、決して強いとまでは言えないでしょう。

したがって、この場合、初動はともかくとして、あまり強気強気ではついていかない方が良いかもしれません。

逆に前回分が大きく上方修正されて、今回5月分と合わせて合計で+150万人といった数字を上回ってくるようであれば、雇用市場に対する見方が一変するでしょう。いよいよテーパリングを意識した金利上昇で、ドル高に拍車がかかる可能性が高そうです。

というわけで、今回は前回(4月分)と今回(5月分)の合計値を目安に考えてトレードするのが良さそうです。

やはり雇用におけるトレンドというのが大きなテーマですから、改善傾向にあるのか、それとも停滞気味なのかを見極めることが非常に重要です。

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