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「感染者1万人超え」が日本株急落の最終トリガーになる理由。海外反応で相場一変、日本売り要警戒=今市太郎

材料不足・参加者激減の8月相場に要警戒

株のほうはそうでなくても買い材料皆無の時間帯を迎えていますから、やはり気をつけなくてはならないのは為替ということになります。

8月はそうでなくても参加者激減、材料不足ですから、ちょっとした仕掛け売買でも大きく相場が振れることには、一定の覚悟と準備が必要です。

週明けにはすでに8月相場となるわけですが、想定外の事態に追い込まれる可能性は充分に意識してトレードしたいところです。

菅首相は五輪さえ実施してしまえばこっちのものと思っているようですが、相場の世界はそんなに甘い話はどこにもありません。充分にお気をつけください。

ほとんどの投資家が使うテクニカルチャートに潜むリスク

当メルマガは、ファンダメンタルズの情報をもとに、テクニカル的に合致したときにその方向に売買をしかけて、他者との差別化をはかることを大きな目的にしています。そのため、個別のテクニカルチャートの詳細については、テキストメールという性格上もあり、一切触れないようにして配信を行っています。

ただ、足もとの投機筋主体の夏枯れ相場を見ていますと、本邦個人投資家に人気のテクニカルチャートだけで相場を判断するのは、相当に危うい印象を持つ次第です。

たとえば、「一目均衡表」は相当に注意が必要です。

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

本邦で一目山人が開発した一目均衡表は絶大な人気を誇っており、日経平均やドル円では、これをベースに取引している人は驚くほど多い状況です。

ここで申し上げたいのは、一目均衡表に問題があるということではなく、皆が同じチャートをみて情報取得していることに対するリスクのことです。

本邦の個人投資家はとにかく逆張り大好きですから、「ここまで来たら逆張り」ということにテクニカルチャートを相当に使っているのが現実です。

まあ株価のほうはプラスサムの世界ですから、それでもワークするのでしょう。しかし、為替の場合は、参加者のほとんどが戻り売りやら売り上がりやらをやらかしはじめると、どんなに下落する相場であってもショートが積みあがり過ぎになりますし、ロングの買い下がりは激しすぎる場合には。逆に相場が下落するというかなり特別な状況に陥ることがあります。

とくに多くの人が一目均衡表のようなチャートを見て、雲の位置や遅行スパンなどから先行きをほぼ同じように分析・把握した場合には、本来はそのとおりに動くであろう相場も、市場参加者の偏ったポジションが邪魔してまったく異なる動きになることが往々にしてあるものです。

それがまさに起こりつつあるのが、一目均衡表の日足を見ながらのトレードになりつつあります。

もちろん一目均衡表自体にはなんの問題もないわけですが、特定のチャートだけを皆で見続けて取引につなげるというのは、チャート自身の問題ではなく、利用者集中によるリスクの問題が発生するということになります。

Next: 相場に「ありえない」なんて事はありえない。チャートを妄信する危険性

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