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「すき家」バイト面接でわいせつ行為発覚。「検温と心音を測るから更衣室に来て」ワンオペ孤独死事件をダシに身体検査を持ちかけた可能性も

牛丼チェーン「すき家」の千葉市内の店舗にアルバイト面接を受けに来た女性に対し、わいせつ行為に及んだという40代の男が、今月10日に準強制わいせつの疑いで逮捕されたと報じられている。

報道によると、犯行当時は夜間の店舗責任者だったというその男は、アルバイトの面接を受けに来た50代女性に対し、「検温と心音を測るから更衣室に来て」と呼び出し。そこで「同意書 この行為はセクハラではない」などと記載した書類を提示し、体を触るなどしたという。

不審に思った女性がすき家本社に問い合わせ、警察に被害届を提出。警察の調べに対して男は、わいせつ行為自体は認めたものの、「触っていない部分がある」と容疑を一部否認しているという。

不自然すぎるバイト面接での「身体検査」

自作とみられる「同意書」まで用意していたところからも、計画性の高さにくわえて、この女性以外にも同様の行為を行っていたことも考えられそうな今回の件。

ハードな肉体労働ならともかく、飲食店のバイト面接で身体検査をしようとする時点で、怪しさ満載といった気もしなくもないが、ちなみに報道によると今回のわいせつ行為があったのは、6月21日の夜だということ。

そのちょっと前のタイミングである6月頭には、すき家で働く50代アルバイト女性がいわゆる「ワンオペ」中に心筋梗塞で倒れ、そのまま誰にも見つからずに亡くなるという、痛ましい出来事があったことが発覚している。今回の不自然すぎる“バイト面接で身体検査”は、このことを体のいい言い訳にして行われた可能性も大いにありそうだ。

従業員一人で調理から接客までを担うというワンオペだが、すき家では十数年来に渡って取沙汰されている問題で、以前にはそんなワンオペの店舗や時間帯を狙った強盗・窃盗事件が多発する事態になったことも。同社では2014年に、深夜帯のワンオペを廃し複数の従業員を配置させるようにしていたのだが、上記の死亡事故は一部の店舗でワンオペが続けられていた朝の時間帯に発生。そのため、ようやく朝のワンオペも廃止に踏み切られたという経緯がある。

このようにすき家がワンオペをなかなか廃することができなかった理由としては、最早ワンオペでなければ利益をあげられないビジネスモデルだからだという指摘もあがるいっぽうで、コロナ禍以前から叫ばれている飲食業界全体の慢性的な人手不足も影を落としているとの見方も。最近行われたとある調査でも、従業員不足を感じている飲食店は7割近くに及び、求人募集をしても反応が鈍いという声が多くを占めたようである。

すき家にとっては、このように人材確保に汲々としている最中に、一部の不心得な従業員が数少ない求人応募者に手を出すというあり得ない事態に。わいせつ行為を働いた男は6月末をもって解雇処分となっているとのことだが、こういった人間が夜間の店舗責任者を務めていたということ自体、同社の人材不足の深刻ぶりを物語っているとも言えそうだ。

問題続出の牛丼チェーン各社

牛丼チェーンの労務問題に関しては、松屋においてもパワハラなど労働環境の改善を求める嘆願書を本社に提出するという動きがあり、その最中には若手社員が自死したのではないかという痛ましい出来事もあったと、今年6月に報じられていたばかり。

いっぽうで、すき家・松屋と並ぶ“牛丼チェーン御三家”の一角である吉野家のほうは、『魁!!男塾』とのコラボキャンペーンを巡る利用者への不誠実な対応や、常務取締役による「生娘をシャブ漬け」失言、さらに採用時における「外国人差別」と、今年に入り不祥事を立て続けに起こし、利用者を大いに呆れさせたのも記憶に新しいところだ。

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この手の不祥事が発覚すると、SNS上ではやれ不買だ、やれボイコットだといった声も少なからずあがるものだが、牛丼に関しては主要の3チェーンがこのように何らかの問題を抱えている状況。他に牛丼を提供している全国チェーンといえば、なか卯の名もあがるが、こちらもすき家と同様にゼンショーの子会社ということで、もはやまともに不買活動をすると外食で牛丼は食べられない、といった事態となっているのだ。

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最近ではスシローやくら寿司などといった回転寿司チェーン、さらに大阪王将の「厨房にナメクジ」騒動など、安価さがウリの飲食チェーンにおいて、過酷な労働環境の発覚も含めた様々な不祥事が相次いでいるところだが、同じく薄利多売を地で行く牛丼チェーンも同様に問題だらけというのが今の状況のようだ。

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