次々と自民党と統一教会の関係が暴かれています。安倍元首相は一定の距離関係を維持してきたように見えたことから、もっぱらドライでビジネスライクな関係を目立たぬように続けてきたのではないかと思われてきました。ところがここにきて、2012年の高尾山登山に今井元秘書官だけではなく統一教会系幹部も同行していたことが報道されています。まさかの隠れ信者なのか?少なくとも精神的支柱としてこの教団が機能していたのでは?という疑惑が強く高まってきています。(『 今市的視点 IMAICHI POV 今市的視点 IMAICHI POV 』今市太郎)
※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年8月14日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。
岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くファミリービジネス
安倍元首相が殺害されてからまだ四十九日も過ぎていないというのに、メディアには実に様々な情報が流出しはじめています。
安倍元首相が自ら統一教会との関係を仕切っていたであろうことは、日に日に核心的状況になろうとしています。
安倍家にとっては、三代におよぶ家業のような付き合いで統一教会との関係を維持してきているわけですから、その距離感はほかの手下の議員たちに比べれば一層、近しいものであろうことは容易に想像できるところ。
ある意味一定の距離関係を維持してきたように見えたことから、もっぱらドライでビジネスライクな関係を目立たぬように続けてきたのではないかと思われてきました。
しかし、最近の週刊文春の特集に登場した「安倍晋三元首相と統一教会《全内幕》」という内容を読みますと、結構、想像していたことと実態とが相当かけ離れていることに気づかされます。
2012年の高尾山登山に、今井元秘書官だけではなく統一教会系幹部も同行
第一次安倍政権を辞任後、安倍氏は病気もあってかなり精神的に弱っており、それを必死に励まし続けたのが経産省出身の今井尚哉秘書官であり、2012年の選挙前には安倍夫妻の高尾山登山に同行した話はあまりにも有名です。
実はこれに、統一教会の関連団体幹部や理事も同行していたという事実に、かなり驚かされた次第です。
安倍首相をそこまで統一教会幹部が精神的に支えて第二次安倍政権が誕生したというのは、統一教会信者にとっては美談なのでしょう。
再スタート前からそういう関係だったというのは、それまで伝えられてきたようにある程度距離を置いたドライな関係とはまったく別物で、当然のように翌年以降の例の「桜を見る会」にこうした幹部が招待されたのは、言うまでもない状況でした。
Next: ビジネスライクな関係ではなく、隠れ信者だった?