8.老後の家計を把握する
老後生活に入ってから、現役当時の収入は見込めません。
したがって、老後の生活が苦しくなるかは現役中に家計収支の推移のシミュレーションをして、必要なときは直ちに家計の支出の見直しをすべきです。
また、このシミュレーションは、老後前期でも定期的に行い、今後の家計収支を把握していくことです。
なお、上記の「老後後期」に入ってから、(「6.老後生活には2つの時期がある」参照)お金が足りなくなったときの対策としては、現役中にまた老後前期でも旅行の費用など調整することで可能です。
ただし、老後後期に入ってから、気が付いては、手遅れになりかねません。
9.お金は使うのが基本
このように、老後の生活ではお金は使うことが基本です。
ただし、老後の生活に入った直後に、年金だけの収入になり、収入が減っても支出を抑えることができなく、今後の生活が心配になり、楽しみにしていた老後の旅行や、始める予定だった趣味を止めた、と聞いたことがあります。
大変残念なことです。
上記のような家計収支のシミュレーションを定期的に行いながら、老後の生活でも、お金は使えばいいのです。
その人が、人生で培ったお金の使い方は、老後の生活でもお金の使い方の基本になります。
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2022年9月7日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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ご自身の描いた老後の生活を実現するために、 40代から、退職・完全リタイアをするまでに、 やっておくべきことがあります。 そんなことはわかっているよ!! でも、行動に移せないんだよね…… 実は、何から始めようか迷っているんだよ!? そもそも、何をしたらいいのかわからないんだよね??? そんな方のために、同年代の私、 「人生の添乗員(R)」が、 ファイナンシャルプランナーとして13年の実績と、 自身の人生経験から、 40代から、退職・完全にリタイアをするまでにすべき、 「貯蓄」と「節約」について、 毎週、1テーマずつお伝えします