統一教会が北朝鮮に4,500億円もの資金を提供し、それを原資にミサイル開発を行っていたとする調査結果を文藝春秋が報じたことでネット上は騒然となっています。つまりは、自民党が選挙利用のために統一教会を野放しにし、統一教会は日本で稼いだ資金を北朝鮮に貢いで、それがICBMになって日本に飛んでくる……という負のスパイラルの構造は、誰が見てもマッチポンプ的状況です。そしてさらに、防衛費増税が行われます。(『 今市的視点 IMAICHI POV 今市的視点 IMAICHI POV 』今市太郎)
※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年12月10日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。
北朝鮮ミサイル開発資金を支えていたのは日本の「統一教会」信者たち
12月9日に発売になった文芸春秋1月特別号に、米国防総省情報局(DIA)は統一教会が4,500億円もの巨額の資金を北朝鮮に送金していたとの情報を掴んでいたことが文藝春秋の調査で判明したとの記事を掲載し、ネット上ではその内容を巡って騒然となっています。
厳しい経済制裁下にもかかわらず、北朝鮮はなぜ核・ミサイル開発を続けることができたのか?――その謎を解くカギになるのが、世界平和統一家庭連合(以下、統一教会)から北朝鮮への送金である。
米国防総省(ペンタゴン)情報局(DIA)は、統一教会が4500億円もの巨額の資金を北朝鮮に送金していたとの情報を掴んでいたことが、「文藝春秋」の調査で判明した。
※参考:〈ペンタゴン文書入手〉北朝鮮ミサイル開発を支える統一教会マネー4500億円 – 文春オンライン(2022年12月8日配信)
このメルマガでもそうした噂があることはすでに触れてきましたが、ペンタゴンの文書でそれが正式に明らかになったのはさすがに衝撃。
選挙応援などで密接な関係を築き、今や統一教会を切るに切れない状況の自民党にとって、防衛予算倍増の大きな障害になることは間違いないでしょう。
これを岸田首相はどう説明していくのか、注目されるところとなってきています。
1991年の北朝鮮帰郷で実現した「教会マネー」4500億円の寄贈
北朝鮮と旧統一教会との関係は1991年11月、文鮮明教祖が北朝鮮を訪問をしたことから始まったという見方は以前から指摘されていました。
当時40年ぶりの帰郷で金日成国家主席との面会が叶った北朝鮮生まれの文鮮明氏が、手土産として寄贈したのが今回指摘されている4,500億円だった……と明らかになったわけです。
この資金はすべて現金での手渡しではなかったようで、米国ペンシルベニア州に統一教会が保有していた不動産の一部を売却換金し、約300万ドルを中国系の銀行を通じて韓国のサムスングループの香港支社に送金し、そこから金正日の誕生祝いにプレゼントされたとマネーロンダリングのプロセスまでも明らかにしているのには、流石に驚かされます。