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バフェットはなぜ上昇し続ける米国株を「割安」と判断しているのか?=東条雅彦

中央銀行の金利操作

金利には中央銀行の政策も関係してきます。中央銀行は主に短期金利に働きかけて、経済が安定的に成長していけるように調節しようとします。

景気が過熱しすぎると、バブルになってしまいます。人間の欲望には際限がないので、お金回りが良くなってくると、皆が儲けるために我先にと無謀な投資(設備投資、株式投資、不動産投資等)に走り出します。

景気のグルグル回転に勢いがつきすぎると、最後はバブルが弾けて大恐慌に突入してしまうリスクがあります。そうならないように、中央銀行は長期的な視点に立って短期金利を上昇させ、グルグル回転の勢いを沈めようとします。反対に不況期に入ると、中央銀行は短期金利を引き下げて、景気を回復させようとします。

  • 好況期に入る→中央銀行が利上げを行う
  • 不況期に入る→中央銀行が利下げを行う

株価と金利の関係

ようやく「株価と金利の関係」について話ができる下地が整いました。

好況期に入ると金利が上昇して、債券価格が下落していきます。不況期に入ると金利が下落して、債券価格が上昇していきます。

この金利に対して、株価は逆方向に作用します。例えば、長期金利が2%から5%に上がった場合、投資家の多くが「リスクの大きい株式投資を行うよりも、債券を購入した方が安全でしっかりと儲けられる」と考えるのです。反対に長期金利が5%から2%に下がった場合、債券の魅力がなくなり、相対的に株式の魅力が上がります。

  • 金利が下がる→株価が上がる
  • 金利が上がる→株価が下がる

いきなり、上記のように言われてもピンと来ない方は、次のように考えてください。

  • 金利が下がる→低利回りの債券には魅力がない「株式>債券」→株価が上がる
  • 金利が上がる→高利回りの債券には魅力がある「株式<債券」→株価が下がる

Next: 決して矛盾していないバフェット発言の真意。長期的な視点に立とう

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