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「戦争と株価」3つの法則~第一次・第二次大戦からテロとの戦いまで=東条雅彦

近年は大規模な戦争は減りつつある

20世紀には、第一次世界大戦と第二次世界大戦と大きな戦争がありました。第二次世界大戦では推定で8,000万人近くが亡くなったと推定されています。下記のグラフは、1939年以降の戦争で亡くなった人の数を示したものです。

<1939年以降の戦争で亡くなった人の数>

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(説明)
赤=第二次世界大戦での死者数
紫=植民地戦争での死者数
緑=国家間の戦争での死者数
黄=内戦での死者数
オレンジ=外国の干渉を受けた内戦での死者数

出典:映像作家ニール・ハロラン氏の動画「第二次世界大戦の戦没者」

このグラフを見ると、第二次世界大戦がとんでもなく非人道的で悲惨な戦いだったことがわかります。21世紀以降、戦争で亡くなる人は大幅に減ってきています。今後もこの傾向が続くことを望みたいものです。

「戦争と株価」3つの法則まとめ

【法則1】戦争中であっても、株価が一方的に下がり続けることはない。

<第二次世界大戦中のS&P500と日経平均株価の年足>

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【法則2】S&P500の株価推移を見ると、2度の世界大戦があっても100年を超える長期では上昇し続けている。

(参考)
・第一次世界大戦(1914年~1918年)
・第二次世界大戦(1939年~1945年)

<S&P500 年末株価の推移>

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【法則3】戦争によって社会インフラと生産設備の大半が破壊され、政府の財政が破綻した場合、当該国の株式保有で資産を防衛しようとすると、リカバリーに多くの時間がかかる(日本の場合、38年の時間が必要だった)。

<企業物価指数 vs. 日経平均株価>

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ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資~雪ダルマ式に資産が増える52の教え~』(2017年4月30日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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