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高所恐怖症に苦しむ市場、1987年ブラックマンデーとの気になる類似点=斎藤満

ブラックマンデー以来の嵐が近づいている

米国でFRBが利上げを模索して苦労している中で、日欧が追加緩和で穴埋めする構図を期待していた市場は裏切られました。

日欧がともに追加緩和の限界ないしイールドカーブの修正を余儀なくされるなかで、米国が利上げを模索する、となったために、日米欧の長期金利が同時に急騰し、債券バブルが弾けようとしています。

国債利回りの異常な低下が、株の益回りの低下、株価上昇を支えていたわけで、その支えがなくなれば、それだけ株式市場は不安定になります。金利裁定からすれば、株価が下落しても良いことになり、利回り面からは株よりも債券の方が有利になります。

もっとも、債券バブルが弾ければ、すぐに債券にも金は入らず、株の下げ余地は大きくなります。

この状況を投機筋が利用すれば、より大きな市場の変動が生じかねません。米国ではまさにその機会を虎視眈々と狙う向きがあります。

先週の日本市場は、日銀のETF買い支えと、米国金利の上昇、ドル高円安を好感して株価は高値維持をしています。しかし、金曜日の米国株の400ドル弱の下げは、ブラックマンデー以来の嵐を予感させる不気味さを秘めています。


※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2016年9月12日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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マンさんの経済あらかると』(2016年9月12日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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