米国フォード・モーターが、設立から間もない「自動運転AIベンチャー」に10億ドルの投資を行うと発表しました。そこで考えられるのは高度な技術、頭脳を持ったIT企業との提携や買収が国内でも増えるだろうということです。(『週刊 証券アナリスト武田甲州の株式講座プレミアム』)
世界の投資家が日本企業の「埋もれた潜在的価値」に注目している
フォード・モーター「自動運転AIベンチャー」に10億ドル投資
米国フォード・モーターが、設立から間もない「自動運転AIベンチャー」に10億ドルの投資を行うと発表しました。投資先のAIベンチャー「アルゴAI」は、16年11月にグーグルとウーバーテクノロジーズ出身の技術者二人が設立したばかり。普通に考えればリスクの高い投資に見えますが、一方では、それだけ将来性の大きさ、潜在的価値の大きさを示していると思います。
スズキがトヨタと提携したのも、自動運転やEV開発には巨額の開発費用が必要だからです。EVはこれからどんどん普及していきますし、自動運転も20年頃から完全自動運転車が登場すると言われています。自動運転はAIやセンサー技術、それにIOT、クラウドな総合的かつ高度なIT技術が求められますし、競争に勝つにはスピードも求められます。
トヨタは米国にAI・自動運転に関するセンターを設立して対応していますが、フォードの例でもわかるように、すべて自前で賄うのは難しそうです。
国内でも自動車メーカーとIT企業の提携・買収が増える
そこで考えられるのは高度な技術、頭脳を持ったIT企業との提携や買収が国内でも増えるだろうということです。日本にはAI、クラウドで先進的技術を持った企業も多そうですが、もしかしてそのなかに莫大な潜在的価値を持つ企業がうずもれている可能性があります。
AIや自動運転関連は16年の上半期に日本でも大人気となりましたが、もういちど多くの投資家が、これから埋もれた企業を発掘することになるのではないかと思っています。足もとの業績は度外視して、急騰銘柄が多数輩出ということもありえます。
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※本記事は有料メルマガ『週刊 証券アナリスト武田甲州の株式講座プレミアム』2017年2月13日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『週刊 証券アナリスト武田甲州の株式講座プレミアム』(2017年2月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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証券アナリスト武田甲州が、経済やマーケットの先読み・裏読み情報を毎週月曜日に発行。2008年3月のセミナーでは米国で最大300兆円の公的資金投入を予想。2008年9月末時点で米国のゼロ金利、量的緩和政策実施を予測するなど大胆な未来予測情報もあります。