株価の底入れを確認する方法
では、どのようにして株価の底入れを確認するのでしょうか。
さまざまな方法があると思いますが、筆者は10年の月足チャートを手かがりとして確認しています。なぜ10年かというと、筆者の使用しているネット証券のチャートが最大限で過去10年しか出てこないからです(笑)。でも、そのくらいあれば十分です。10年の月足チャートで、移動平均線は5、25、75ヶ月線で見ています。
底値を示すサインとして筆者が重視しているのは、株価の上昇とともに、5ヶ月移動平均線が下向きから上向きに転じ、25ヶ月、75ヶ月移動平均線が下向きからほぼ横向きになり、25ヶ月移動平均線が75ヶ月移動平均線を下から上に突き抜けた後、出来高を伴い株価が陽線を付けて25ヶ月移動平均を抜けたところで、打診買い。
このような所では、25ヶ月と75ヶ月移動平均のゴールデンクロス以外にもMACD、一目均衡表など他のテクニカル指標でも買いサインが出ているはずです。そして株価が75ヶ月移動平均を抜けたところで、追撃買いといったイメージです。
同じくノリタケ<5331>の例で、10年の月足チャートを使い解説しているので、ご参照ください。
ところでチャートを見れば分かるように、底値を確認した後、株価がグングン上昇しています。このような場合は、ドルコスト平均法を途中で変更して思い切って、単位株で買っていく、というのも1つの手です。
無配当の銘柄は除外しよう
コストゼロの株作戦では、配当があるもの(それも高配当の銘柄)を狙いたいものです。
理由は、もし無配の銘柄だと、株価の上昇しか楽しみがないからです。配当のある銘柄なら、定期的に配当収入が入ってきます。100万円を定期預金に入れても、1年後の利息は100円にもなりません。しかもその100万円は1年間拘束され、動かせません。
コストゼロの株なら、計算上、利回りは無限大です。
<まとめ>
結論としては、長期上昇傾向にあり、配当を継続して支払っている銘柄に的を絞っていくことが良いのでは、と思います。
『資産1億円への道』(2017年10月26日, 11月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。