2015年4月米雇用統計(2015年5月8日 21時30分発表)
【非農業部門雇用者数】 予想:22.8万人 / 結果:22.3万人
【失業率】 予想:5.4% / 結果5.4%
【発表直前のドル/円レート】 120.20円前後
【発表直後の変動方向】 ↓ 円高
【発表後30分の高値/安値(変動幅)】 119.60円前後(約-0.6円)
【週明けのドル/円NY終値】 120.07円
今月初めに発表された最新の雇用統計です。非農業部門雇用者数と失業率はほぼ事前予想通りの数字だったものの、前回の雇用者数が下方修正されるなど全体としてはややネガティブな結果となりました。
ドル/円は、発表直後の10分間で119.60円前後まで下落、すぐ120円台にリバウンドするなど乱高下。その後あらためて円高が進行し、119.70円前後で膠着状態となりました。
ただ、このような状況にもかかわらず、NYダウは堅調に推移。為替に関しても週明けには発表前とほぼ同程度の水準まで戻すことになりました。
過去半年の値動きにみる、米雇用統計の傾向と対策
いかがでしたでしょうか?ドル/円の値動きを追ってみれば、米雇用統計がマーケットに対し非常に大きな影響を与えることが一目瞭然だったかと思います。
大まかな傾向として、雇用者数が事前予想よりも多ければ円安方向、事前予想よりも少なければ円高方向に動いているのがわかりますね。
また週明けのドル/円レートが雇用統計発表前とさほど変わらない水準にまで戻る現象も頻繁に起こっていました。こうした傾向をつかんでおけば、実際の取引でもたいへん参考になるはずです。
とくにFX初心者の方は、「今夜、雇用統計がある」ことを知らずにポジションを持ち、急激な値動きで損をしてしまわないようにカレンダーをチェックしましょう!