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【2月米雇用統計】利上げ「年4回」意識も目先上値は限定的、レンジ114.0~116.0円=ゆきママ

ADPが1年ぶりの高水準で期待感もうなぎ上り

それでは、先行指標や事前予想値、注意すべきポイントなどについて解説していきます。まずは先行指標から。

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)

ISM製造業雇用指数は前月を下回っているものの、数字そのものは強いですから、どれをとっても非常に良好であると言えるでしょう。とりわけ、ADP雇用報告については市場予想の+19.0万人を大きく上回る+29.8万人となっており、1年ぶりの水準を記録したことで暖冬の影響を期待する声も出始めています。

もっともADPの数字と雇用統計の相関性はあまりないといった話もあるので、過信は禁物です。ですが、少なくとも先行指標から米経済が下振れしている兆候はなく、本番への期待感が高まっているというのが妥当な見方でしょう。

そして、気になる雇用統計の事前予想値については、非農業部門雇用者数が+20.0万人、失業率が4.7%、賃金上昇率が前月比で+0.3%となっています。ADP雇用報告を受けて非農業部門雇用者数は予想値が引き上げられましたが、これでも控えめといった感じなので、最低ラインと見ておいた方が良さそうです。

また、焦点の賃金上昇率については、ここ最近、明らかにモタつきが目立ちます。年4回の利上げを織り込んでいくためには、+0.3%という数字はクリアする必要があるでしょう。

ADPでは、建設や製造業といった賃金水準の高い職種が雇用者数を押し上げる格好となっています。なので大丈夫だとは思いますが、実は前回の1月雇用統計時に建設・製造・金融といった面で雇用が伸びているのにも関わらず、賃金上昇率は前月比+0.1%とイマイチだったので、個人的には気は抜けないと感じています。

環境は最高だが、早くも115円達成で高値掴みには警戒

本日早朝に1ドル=115円の大台を突破しました。114円後半からは売り注文も多く、115.00円近辺にはオプションに絡んだ注文もあってこなしていくのはかなり困難と考えていましたが、雇用統計前に達成しています。

こうなると115円半ばにある強い抵抗帯を抜け、一段高という可能性も十分あります。流石に年初来高値(1月3日118.60円)がターゲットになったとは言い難いですが、上値は追いやすい環境になったと言えるでしょう。

しかも、ここ最近はトランプのドル高に対する口撃もあまりなく、さらに今後発表される予算教書や税制改革への期待が維持されていますからね。

特に期待感の維持に関しては、トランプマジックというほかありません。「税制改革が形になるのは夏頃」とムニューシン米財務長官が発言した時点で材料出尽くしとなってもおかしくなかったのですが、トランプは期待を裏切らないという絶対の信頼が市場にはあるようで、期待感は残り続けています。

将来的にはトランプへの期待が一気に巻き戻される場面もあるでしょうが、現在の状況としてはドル円にとってはほぼ最高の環境なので、バイアスとしては上方向で間違いないのかなと思います。

とはいえ、やはり上値が伸びたら伸びたでトランプのドル高けん制発言が懸念されることになるでしょうし、絶好の売り場になるということも否定できずなので、高値掴みにならないように注意しながらトレードしていく必要がありそうです。

Next: 想定レートは1ドル=114.00~116.00円!チャンスは限定的

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