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ロボット化の恩恵を受けるのも富裕層。庶民が負け組から抜け出す方法はあるか=田中徹郎

ロボットの恩恵の受けるのは一部の富裕層か?

その点について考える場合、僕などはどうしても悲観的になってしまいます。

資本やアイデアを持つ者と持たざる者の格差は、ロボット+AI時代にさらに拡大することになるのではないでしょうか。

その兆候はすでにあります。

アメリカでも中国でも新興国でも、富の集中は顕著で、例えば「世界で最も富裕な62人が持つ資産合計が、最貧層36憶人が持つ資産と同額(※2016年発表、国際援助団体オックスファムの資料による)」になっているそうです。

そのような近未来において、果たして私たちは相対的な貧困層入り(※社会全体の富が増える分、絶対的な豊かさは増えると思いますが…)を免れる方法はあるのでしょうか。

ロボット時代の負け組にならないために

僕は2つあると思います。

1つは、ロボットやAIで代替できないスキルを身に着けること。これはよく言われている通りですね。

究極的にはすべての仕事が代替されてしまう可能性はありますが、それでも職種や分野によって、濃淡や早い遅いはあるでしょう。

例えば、ロボット化を進めるためには標準化が必要です。逆に言えば、標準化しづらいニッチな分野や、例外処理が頻発するお仕事は、依然として人間に残されるのではないでしょうか。…というかそう思いたい。

Next: AI・ロボット時代を勝ち抜くためにできることは?

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