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日本が認めたくない米朝会談の成功で、米国株は2019年半ばまでのバブルへ向かう=江守哲

「王道銘柄」を中心にすれば当面は安泰

19年まではナスダック指数が中心的な投資対象です。米国株式指数への投資では、ナスダック指数>S&P500>ダウ平均の順に優位性があります。個別銘柄では、Netflix>NVIDIA>Amazonが中心です。

これらの「王道銘柄」を中心に投資しておくのが当面はよいでしょう。これらは素晴らしいパフォーマンスになっています。このような銘柄をしっかりと握っていれば、安心感があります。

また、そのあとにFacebook>Apple>Microsoft>Alphabetの順に、サブ銘柄としてポートフォリオに追加していくと良いでしょう。

ただし、投資判断はご自身の判断と責任でお願いします。

最後の急伸もハイテク株が演出するでしょう。そうなれば、ダウ平均で30500ドル、S&P500で3300まで上昇すると考えられます。

これは、過去の金利のボトムからピークを付ける過程での、株価の上昇率を当てはめた数値です。

2019年に向けてバブル化していく

いまは金利と株価の上昇が同居するフェーズです。金利が徐々に上昇していけば、いよいよ2019年に向けて、17年間の米国株の上昇期間の最初のフェーズである8年間の上昇トレンドの最終局面に入っていきます。つまり、バブル化していくことになります。

想定してきた通り、インフレ率がとうとう明確に上がってきました。原油高が直接効いています。これも指摘してきた通りです。来月には米CPIは3%台に乗せるでしょう。この結果、FRBも利上げしやすくなります。

もっとも、金融政策の正常化以上のペースで利上げを行うまでには至らないでしょう。徐々に利上げしていくパターンは少なくとも年内は変わらないはずです。株高とインフレ上昇が明確になれば、利上げペースが速まり、これが株価のピークアウトを誘うことになりそうです。

今年から来年半ばまでが株高のポイントになるとの、これまでの見立て通りになりそうです。

【ダウ平均株価:2018年の想定レンジ】
強気シナリオ24236ドル~28287ドル(18年末27996ドル)/弱気シナリオ20995ドル~25130ドル(18年末22790ドル)

【ダウ平均株価:6月の想定レンジ】
強気シナリオ25682ドル~26765ドル/弱気シナリオ23586ドル~24840ドル

【S&P500:2018年の想定レンジ】
強気シナリオ2614~3107(18年末3076)/弱気シナリオ2255~2734(18年末2419)

【S&P500:6月の想定レンジ】
強気シナリオ2782~2906/弱気シナリオ2545~2688

【ナスダック指数:2018年の想定レンジ】
強気シナリオ6747~8375(18年末8282)/弱気シナリオ5348~7199(18年末5702)

【ナスダック指数:6月の想定レンジ】
強気シナリオ7219~7621/弱気シナリオ6177~6715

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気になるイールドスプレッドの低下

米中貿易戦争への懸念が株価を抑えるとの見方

日本株も堅調さを維持

為替市場:ドル円は上昇、ユーロは急落

コモディティ市場:金・原油ともに下落

今週の「ポジショントーク」:日本株と金を押し目買い

ヘッジファンド投資戦略:2018年後半は目を見張るような時期に

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image by:Wikimedia Commons

本記事は『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』2018年6月18日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した米国市場金、原油各市場の詳細な分析もすぐ読めます。

【関連】日本の地価崩壊はもう始まっている。東京五輪が「経済災害」になる日

2018年6月18日号の目次

・マーケット・ヴューポイント~「これから1年間が重要」
・株式市場:米国株は上昇基調継続、日本株も堅調さを維持
・為替市場:ドル円は上昇、ユーロは急落
・コモディティ市場:金・原油ともに下落
・今週の「ポジショントーク」:日本株と金を押し目買い
・ヘッジファンド投資戦略:「2018年後半は目を見張るような時期に」-投資戦略構築のポイント~
・ベースボール・パーク~「土曜日はセミナー、日曜日は野球」
・セミナー・メディア出演のお知らせ

【関連】米朝会談の7ヵ月前に密会? トランプと金正恩が交わした密約と合意文書のウラ=高島康司

【関連】なぜ買い豚も売り豚も自滅するのか?「次の暴落」が怖くなくなる投資術=鈴木傾城

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株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。

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