一見企業に関係ないニュースでも、「風吹けば桶屋が儲かる」なんて言葉があるように、必ずその出来事に関連した会社が注目を浴びるもの。ということで、ここでは毎回1つのニュースをピックアップ。それに関連する注目の上場企業を紹介します!
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」。開発が大詰めを迎える
「MRJ」関連企業に注目!
国産初の小型ジェット機「MRJ」の開発を進める三菱航空機。三菱重工<7011>の事業会社として2008年に設立された三菱航空機ですが、今ではトヨタや三菱商事、住友商事、三井物産などが出資しており、オールジャパン体制での航空機メーカーとして話題となりました。
「MRJ」は、当初、2014年に全日本空輸へ初号機の納入を目標としていましたが、開発が大幅に遅れていました。しかし、このたび開発が大詰めを迎えたということを受け、目標をリスケジュール。2017年4~6月に全日本空輸へ初納入予定となりました。
そこで今回は、「MRJ」関連企業に注目します。
まずは三菱なので、三菱企業は外せません。三菱電機<6503>、三菱ケミカル HD<4188>、三菱重工業<7011>、三菱商事<8058>が上げられます。
次にMRJと取引する企業たち。航空機用ラジアルタイヤのブリヂストン<5108>。航空機の飛行姿勢を保つための装置、フライト・コントロール・アクチュエーターのナブテスコ<6268>。降着システムの住友精密<6355>。エンジンの大型ファンを覆うファンケースのIHI<7013>。航空機の化粧室や、食べ物の調理や準備をするための場所ギャレーなどを作っているジャムコ<7408>。これらの企業は、MRJが売れれば売れるほど評価を上げることでしょう。
そして、帝人<3401>、東レ<3402>、大同特鋼<5471>、大阪チタ<5726>、邦チタ<5727>、日機装<6376>、ミネベア<6479>、KIHD<6747>、航空電子<6807>、新明和<7224>、富士重<7270>、島津製<7701>などといった航空機関連企業も見逃せません。
国産初の航空機ということで、否が応でも期待が高まります。納期は遅れていますが、不良などがないようにしてもらいたいですね。
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