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米注目株「アカディア・ヘルスケア」 ブランド力が付けばニッチ市場独占の可能性も=八木翼

世界一の投資家とも言われるウォーレン・バフェット氏の投資方法を元に企業を分析するメルマガ『バフェットの眼』。著者の八木翼さんは、今後需要が伸びてきそうな米企業としてアカディア・ヘルスケア(Acadia Healthcare Company Inc)<ACHC>を挙げています。果たして「アカディア・ヘルスケア」とはどんな企業なのでしょうか。会社としての特徴やEPS、PERなどの観点から解説しています。

米国株銘柄「アカディア・ヘルスケア」とはどんな会社?

問題行動医療を専門にサービスを提供し注目を集める

さて、先進国の中で利上げが検討できる段階なのは、米国だけ。生産年齢人口が増加するのもほぼ米国だけ。やはりこの国は力強いですね。

というわけで、これからも米株に投資するわけですが、今日は少しバフェット銘柄を先取りするような銘柄をチョイスしてみたいと思います。

その名も「アカディア・ヘルスケア」
ヘルスケアと聞いて「え?病院?」と思ったあなた!正解です。病院です。
それでは、どんな会社なのか調査していきましょう。

【アカディア・ヘルスケア】

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この会社良く知っている!という人は多分少ないはずです。具体的に何のビジネスをしている会社なのかというと、精神病、薬物依存症、摂食障害など、問題行動医療を専門にサービスを提供しているのです。

実はこの分野はブランドがものすごく重要になってくると思います。

薬物依存から抜け出したい。精神病をどうにかした。こういった悩みは、先進国になればなるほど増加しているように思えます。また、日本でも脱法ハーブが問題になったりと、薬物依存の問題は尽きることがありません。

ましてやアメリカでは、マリファナが合法化されるかどうかというところまで来ています。そう考えると、今後間違いなく主役になっていく株の一つと考えられるでしょう。

EPS、PERから分析

さて、それではIRを読んでみましょう。IRの中のプレゼンテーションが分かりやすかったので、コチラを主に見ました。Investor Presentation August 2015

さて、2015年の主な話題として、真っ先に飛び込んでくるのは、M&Aの話題です。実は、この会社が急成長しているのには理由がありまして、M&Aをしまくっているんですね。もちろん、だから悪いなんてことは全くありません。大きく成長してきた会社の中で、M&Aしていないなんて企業はまれでしょう。

さて、この会社はPublic offeringにて、 5,175,000 shares of common stockを発行し、$331 millionのproceeds(販売高)を得ています。これは、M&A、債務の返済などに使うそうです。

で、2015年のEPS予測は2.15ドル~2.18ドルになると予想されています。この予測が2015年の8月発表のものですので、現在としては、最新の予測となるでしょう。

ちなみに、この数値で計算したときのPERは、約34倍です。うん、高い。高いんですが、それでもまだまだ利益が伸び続ける企業と考えると、いい値です。今回の中国不景気に端を発した暴落で、いい水準まで下がってくれることを期待しています。ビジネス的にはかなり底堅いものだと思います。

メンタルヘルス部門に見る「伸びしろ」

さて、部門別に見ていきましょう。まずは、behavioral healthです。

あんまりこの言葉を聞いたことがある人はいないと思いますが、日本語でいう、「メンタルヘルス」です。(と、wikipediaさんが教えてくれました。Behavioral health is a general term now commonly used in place of the older term mental health.)

このbehavioral healthの中には、アルコール中毒、薬物中毒、うつ病、PTSD、それらを原因とした問題行動が含まれるようです。

そしてbehavioral healthの病院は、アメリカ、プエルトリコ、イギリスを合計すると、225あり、それの病床数は、9200あるとのことです。で、今後のこの市場は成長するのか?についても述べられています。

まあ、この会社のシステム上、薬物中毒患者が増えれば増えるほど、この会社は儲かるんですね。
出てきている実績を見ますと、

Heroin Use Growing > 15% Annually Since 2007,
Amongst Persons Aged 12 or Older

12歳以上の人の中で、2007年から2012年までで、年間5%以上ヘロインユーザーは、増えているとのことです。

なるほど。確かにアメリカでは、ここら辺が緩くて、Ted2なんかでも、大麻がギャグとして扱われる描写がいっぱい出てきます。あんな感じで扱われたら、そりゃティーンは気軽にすっちゃうわなーと思いながら見ていました。というわけで、麻薬患者はまだまだ増えそうです。

ニッチな市場で「ひとり勝ち」もあり得るか

さて、次にこの会社の成長過程です。2011年の実績と、2014年の実績を比較しているんですが、収益は、$333から$1,673へと増加しています。同様にEPSも0.27から1.54へと上昇。
まさに注目株ですね。
バフェットの言う10年に満ちていないのですが、急成長株として、狙ってみるのはありかもしれません。正直、病院の需要は底堅いです。景気に左右されにくい株でしょう。

また、市場はニッチです。麻薬治療ならここ!!といったブランドはまだありません。今後独占できる可能性は高いです。面白いですね。

バフェットの眼(有料版)』2015/8/31号より抜粋
※太字、画像挿入はマネーボイス編集部による

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