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韓国パククネ氏、米韓首脳会談で「何の成果も!得られませんでした!」

今回は韓国大統領・朴槿恵(パククネ)氏の訪米と米韓首脳会談の内容、TPPを取り上げる。朴槿恵氏は10月16日にアメリカのホワイトハウスでオバマ大統領との首脳会談を行ったが、韓国はその直前に、米国高官が開いた異例の記者会見により「告げ口外交」を封じられていた。その内容も合わせて紹介しよう。(週間韓国経済)

韓国に成果のなかった米韓首脳会談、どうしてこうなった?

朴槿恵大統領がこの時期に訪米した理由

韓国の朴槿恵大統領が10月中旬に訪米した理由について、少し触れておきたい。

これは、もともと訪米予定だったのが、韓国MERSによって延期されていたものだ。韓国のMERSはなぜか話題にされなくなったが、終息宣言が出されるかと思えばいきなり発症したというニュースもあり、完全に終息したわけではない。

ただ、韓国としてはもう大丈夫だということで、朴槿恵大統領が訪米することになった。

しかし、この数ヶ月で朴槿恵大統領は中国が提唱したAIIBに参加表明、さらにアメリカを威嚇する目的で行われた中国の軍事パレードに参加するなど、明らかにアメリカへの敵対行為を続けている。

だが、韓国に言わせると、この訪米には中国傾斜論を一掃しようという狙いがあった。そしてTPPの大筋合意が決まると、なぜか韓国はTPPにまで参加しようとする。

TPPに早期加入したい韓国

だが、TPPは言うなれば加盟国同士のブロック経済政策なので、敵国に寝返った韓国がTPPに早期に参加するなんて敵側にスパイして欲しいと述べているようなものだ。アメリカの駐韓大使・リッパード氏が、韓国のTPP参加は米韓首脳会談では議題にならないと述べていた。

このようにやんわりと断れたのだが、韓国はなぜか諦めない。結局、米韓首脳会談では「協力」を取り付けた。ただ、TPPに参加するには他の加盟国の承認とルール遵守が絶対である。

国際条約を守らない韓国が入っても、すぐに難癖をつけて脱退するだけだろう。もっとも、決まったルールを守るなら誰であろうと参加は自由だ。中国包囲網に中国が参加することはないだろうが。

このように、朴槿恵大統領が訪米する前にかなり情勢が動いていた形である。しかも、この間にアメリカと中国はハッキング問題で睨みをきかせ合い、南沙諸島に灯台を造ると中国が言いだして緊迫した関係となっている。中国が灯台を造る目的は平和利用だそうだが、そんなことは誰も信じない。24時間、監視する目的だろう。

アメリカは中国を完全に批判しており、そのような時期に米韓首脳会談が行われることになった。そして、朴槿恵大統領がいつものように、日本ガー、慰安婦ガーという「告げ口外交」をしようとする中、米高官が先に動いた。

首脳会談前に、異例の記者会見が開かれたのである。

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